ASIAN NOMAD LIFE

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調理技術さえあればリタイア後も怖くない。
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    ランチのスープビーフン。材料費は7〜80円程度ですが外食で食べると300円くらいになります。

    前回、いざという場合を考えて、いったい一カ月いくらあれば暮らしていくかを考えた記事を書きました。 

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    改めて計算してみて思ったのは、家賃を払っていなければ、生活費の中で最も比重が大きいのは食に関する費用だということ。最近ではめったに聞かなくなりましたが、以前はエンゲルス係数という言葉があり、 家計の中で食費が占める割合が多ければ多いほど貧乏である、というのが当たり前でした。

     

    しかし現在は若干、事情が異なります。

     

    まず、材料を買って食事を「作る」ではなく、すでに調理されたものを「買う」人が圧倒的に増えたこと。そして、外食がひと昔前のような特別なイベントではなく、日常行動の一つになったこと。

     

    例えば私が住んでいるシンガポールのような東南アジアでは、気温が年中高く、冷蔵庫が普及していなかった時代からずっと、衛生面からも家で作るより外食する方が合理的でした。そのため、屋台で日常的に食事をとるという文化が発達しています(現在でもこちらでは三食外食、という人も珍しくありません)。

     

    これを日本に当てはめると、三食コンビニ弁当やスーパーのお惣菜を食べているというような感覚でしょうか。数人の家族分の食事を作ることを考えたら高くつきますが、一人暮らしだったらかえって安く上がるというのが特徴です。

     

    しかし、本気で節約しようと思ったらやはり自炊。自分で栄養バランスを考えながらメニューを作れば外食や中食よりヘルシーですし、作り置きしておけばその都度食事のために外に出たり買いに行く手間も省けます。

     

    私が料理を始めたのは、とにかくいつもお金がなかった大学時代。今でもよく覚えていますが、1パック100円台(確か100g80円くらいだったと思います)の鶏の小間切れとキャベツと卵で作る親子丼が定番食でした。お気に入りのラーメン店の醤油ラーメンが1杯300円くらいだった頃。自炊すると5〜6食でラーメン1杯分でした。

     

    ブラジル産の2堝りがどこでも売っている現在のシンガポールではさらに鶏肉は安く、100gあたり50円以下。我が家では夫も娘も鶏肉大好きなのでいろいろな調理方法でよく作りますが、鶏肉を使ったときのメニューはもう1皿野菜メインの1品を入れても、3人分で1食500円以下、メニューによっては1人あたり100円以下に抑えることも十分可能です。

     

    さすがに毎日鶏肉では飽きてしまいますのでバリエーションはつけますが、鶏肉ではなく豚肉や牛肉、魚介類をメニューに入れるとぐっと1食あたりの材料費は上がりますので、週単位で鶏肉より安い豆腐製品をメインのたんぱく質にする日を作ったり、たまには贅沢なサーロインステーキを入れたりして調整。こうして毎食すべて家で料理すれば3人家族で1日1,000円以下の生活は十分可能。

     

    月間の食費、1人あたり1万円以下です(光熱費は除く)。

     

    問題は、同じような材料で(高級スーパーで売っているような珍しい材料や調味料を使うとあっという間に単価がアップしてしまうので)、毎日飽きずに家ご飯を食べるには調理技術が必要だということ。

     

    いくら手前味噌でも、学生時代の日常食だった鶏肉とキャベツの親子丼を毎日食べるのはさすがにもう嫌です。

     

    この数年間更新がなくてたいへん残念ですが、センス抜群の毒舌と独創的なおにぎりアートが大好きだった極貧OLスーパーかのみさんのブログに出てくるワイルドな自炊ご飯も、家庭もちとなるとなかなか難しい(1人暮らしだったら絶対マネしてると思います)。

    situgyoujosi.blog.fc2.com

     

    いろいろ考えると、やはり身近に手頃な価格で手に入る食材を利用して毎日飽きずに家族で食べられることを念頭に、栄養バランスも考えつつ料理を作るには、 基礎的な栄養学の知識と調理技術の取得が絶対に必要だと思います(欲をいえばムダなく材料を使い切る在庫管理のスキルや、買い物をする時に一瞬でコスト計算できる原価計算スキルもあるとベター。プロの厨房では必須です)。

     

    残るは調理技術だけ。

     

    勝間和代さんのように高価な調理器具にこだわるのもいいかもしれませんが、私の経験からいうと、30年以上の料理経験の中で、一番調理スキルが上がったのが2か月の調理師学校での勉強でした。

     

    アマチュア向けのお料理教室と違い、プロ向けの調理師学校では理論と実技が必ずセットで、「なぜそうなるのか?」を教えてくれます。そうすると細かい技術の一つひとつに納得ができて、自分でアレンジするときにも応用が効くのです。

     

    料理本やネットのレシピを見ながら自己流で作るのとは大きく違います。

     

    プロ並みの料理が自分で作れるようになると、自分で作るより美味しくないのに、けっこうなお金を払って外食するのがばかばかしくなって外食回数が減ります。その分浮いたお金はたまに作る高級食材料理用の資金とすると、さらに美味しいものを家で食べることができ、調理意欲がますます高まる、という好循環が生まれるのです(どうしても作るのが面倒なときは外食しますが安い屋台で。勉強を兼ねてレストランに行くのは外食しか選択肢がない旅行の際がほとんどになりました)。

     

    日本ではこのような短期の調理コースが少ないのが難点ですが、シンガポールをはじめ、各国には探せば外国人でも受講できる数日間や1日のプロやアマチュア上級者向けコースがたくさんあります。海外旅行に行くついでがあれば、将来に備えてぜひこういうコースを体験してみてはどうでしょうか?

    | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 12:13 | - | - |
    副菜の呪縛
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      みんな頭が痛い「今日の夕ご飯何にする」問題。

       

      我が家でも小4の娘が学校から帰ると速攻で口にする言葉が「今日のディナーなに?」。 で、自分が好きでないメニューだと(だいたいそうですが)ぶつぶつ文句を言う。うるさすぎです。

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      先月は、 最近夕食メニューを三菜から二菜に変更したという記事を書きましたが、今月も改めて二菜主義を強く主張したいと思います。

       

      その理由は、一汁三菜の呪縛にとらわれて、ただでさえしなくてはならないことが山積している日常生活をさらに忙しく、複雑にしている方々(特にワーキングマザー)がとても多いらしいというアンケート調査結果を読んだからです。

       

      それって自分で自分を追い詰めていないでしょうか?

       

      私がクックパッドで備忘録として書いているレシピ中でも、一番人気は副菜メニュー(現在は自分ではほとんど作りません)。

      cookpad.com

      つくれぽ 292件、Myフォルダー 10,956人、印刷 1,817枚、参考になった 2,198人

       

      cookpad.com

      つくれぽ 127件、Myフォルダー 2,065人、印刷 583枚、参考になった 1,319人

       

      拙レシピで料理してつくれぽを送ってくださったり、参考になったと言っていただけるのは幸甚の至りではあるのですが、そんなみなさんに一言申し上げたい。

       

      読んでいただきとても嬉しいですが、この一品作るのやめてあなたの睡眠時間を15分増やしてください!

       

      逆に、渾身の力を込めて書いた「これは美味しい!」一品メニューはまったく人気がありません。

      cookpad.com

      つくれぽ 0件、Myフォルダー 6人、印刷 5枚、参考になった 2人

       

      しつこいようですが、このレシピ、本当に簡単で美味しいです。これだけをおかずにして、缶ビール3本はいけます。

       

      前回の記事でも書きましたが、お金をいただいて料理を作るプロのキッチンで美味しい料理を作るには、いかに手間ヒマかけるかが最も重要。そうでなければ、プロしか買えない高い食材を使うか(もしくは両方)。

       

      コストを下げて店での調理の手間を省くのだったらセントラル・キッチンを作ってそこで大量に調理するか、プロ用調理(もしくは下ごしらえ)済冷凍(または冷蔵)食品を活用します。家庭でいえばさしずめ市販の冷凍食品を使ったり、瓶詰めやレトルト食品を使ったりというところです。

       

      ですから、家庭で美味しいものを、比較的安い材料を使って、しかも短時間で作ろうと考えたら、とにかく料理の品数を減らすしかないのです。

       

      またまたしつこいですが、上記の小籠包など、家族3人で胃が破裂しそうになるまで食べても、材料費は500円もかかりません。皮を伸ばすのにちょっと修練は必要ですが、合計調理時間も1時間程度。これを買ってきたり外で食べたりしたら数倍のお金がかかりますので、覚えて絶対に損はない料理と言えます

       

       昨晩の我が家の夕食。冷蔵・冷凍庫の残り物野菜とエビで作ったチャーハンと、最近お気に入りのメインメニュー、ベジタリアン豆腐と湯葉のステーキ。

       

      3人分で調理時間約35分。材料費400円弱。食後の洗い物は皿5枚とフライパン2枚のみ。

       

      副菜がないとこんなにいろいろ節約できる実例です。

      | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 09:00 | - | - |
      現在の生活にどれだけ生活費が必要かを計算してみる。
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        ここ何年も洗濯機の脱水機能がうまく動かないため、だましだまし使い続けています。最近メーカーのサービスマンに来てみてもらいましたが、古いモデルでもう部品在庫がなく、数万円かけて修理しても直せる保証はないとのこと。

         

        確かに脱水段階で頻繁に止まるけれど何度か中身を入れたり出したりすれば最終的には洗濯はできるので当分このまま使おう、と夫。

         

        これまでもずっとこの問題がストレスになってきたのだから、もう直せないことがクリアになった以上、我慢して使い続けるのは嫌だ、と私。

         

        議論は並行線です。

         

        夫が言うには、2人ともリタイアしているのだから(私はセミリタイアですが)、できるだけムダな支出は控えたい。私は逆に、年齢が年齢だけにいつ病気になったり死んでしまうかわからないのだから、分不相応の贅沢でない限りできるだけストレスなく日々の生活を楽しみたい。

         

        やはり並行線。

         

        リタイアした人は皆同じだと思いますが、このようにお金の悩みは尽きないもの。これから若い頃のようにがんがん稼ぐ予定もないですし、蓄えの額もある程度決まっています。それをどう崩しながら残りの人生を生きていくか?

         

        そこを考えるのに最低しなければいけないのは、夫婦で生活していくにあたりどれだけのお金が必要かを確定すること。我が家の場合の最低生活費を計算してみました。

         

        住居費     3万円

        水道光熱費      1万5千円

        通信費        1万円

        食費       5万円

        雑費       2万円

        交通費      1万円

        外食費他      1万5千円

        計         15万円

         

        住宅費は固定資産税やマンションの管理費・積立金ですが、今住んでいるところを売って公団住宅に移れば月数千円ですみますので雑費の中でやりくりできるように。また、食費はこちらでは大変高いアルコール類(ワインやビールなど)も含んでますので、禁酒して粗食にすれば2万円はコストダウンできます。

         

        結論すると、ぎりぎり月10万円あれば夫婦2人で暮らしていける計算に。

         

        逆にここに入っていないのが、被服費や教養娯楽費や旅行、家電製品の買い替え、車費、医療費など。被服費や教養娯楽費をお小遣いとして夫婦2人で各1万円〜3万円、車費を0円〜5万円、旅行・家電製品費を月1万円〜4万円、医療費を月1万円〜10万円みたとします。すると、

         

        最低の場合、  月額13万円   年額156万円  30年間  4,680万円  

        最高の場合、  月額37万円   年額444万円  30年間  1億3,320万円

         

        となります。

         

        最低の場合ですと、住居費節約のためマンションを売って安い中古の公団住宅に住み替えれば捻出できてしまう程度の額。最高の場合でも夫婦2人の蓄え+65歳になったら支払われる予定の2人分の個人年金があれば払えなくはない額(夫婦ともに日本でかけていた厚生年金は今後どうなるかわからないので計算外。支給されればラッキーと考えて使います)。

         

        実際には上記の項目に加えて、夫の両親への仕送りや医療・介護費、子どもにかかる費用などがあるので現在かかっている生活費がちょうど最高で計算したくらいの額になっているはずです(大学以降の子どもの学費や生活費は別途積立てあるので必要なのはあと8年ほど。両親にかかる費用は当然ながらあと何年かは未定)。

         

        多くの人にとって老後の一番の不安は「どれだけ生きてしまうかわからない」ということだと思いますが、大部分の人が健康に人生を楽しめるのは75歳前後まで。私たち夫婦の場合はあと20年。あっという間に過ぎてしまう時間です。この年月を謳歌せずして人生、いつ楽しむことができる?と改めて思います。

         

        運よく健康寿命を過ぎた後も生きていたとして、その後の何年になるか何十年になるかわからない老後については、家に引きこもってつつましく暮らしながら孫の面倒をみるのもまたよし。その時に、夫婦や家族で楽しく過ごした頃の思い出を牛のように反芻しながら楽しみたいと思う昨今です。

         

        やっぱり洗濯機は買い替えなくっちゃ。そうしないと夫と口喧嘩した思い出ばかり残ってしまいそうです(笑)。

        | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 11:20 | - | - |
        アートとは何か?−技術、スタイル、感情の表出
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          アートクラス3回目。やっと印象派の模写終了。

           

          先生から言われたのは、

           

          1.技術はダメ。波はこういう形してないし、遠近法もきちんと表現できてない。小屋の屋根の光の感じはGood Job。

           

          2.日本人でこういう絵を描く人は初めて見た。ディテールにこだわりがなく不正確。でも感情は表現できてる。

           

          中学生のときにヴァイオリンの先生に言われたのと同じ言葉を40年ぶりに聞きました。

           

          当時、私は同じ先生の門下生と一緒に鈴木メソッドの小中学生対象ヴァイオリン・コンクールに毎年参加していたのですが、なにせ他の真面目な子どもたちと違って練習量不足で技術が追いつかない。定番の比較的簡単なバッハのソナタでも、手が小さいこともあってきちんと弦をおさえられなかったりして、一言でいってまあ、「下手くそ」でした。

           

          でも箸にも棒にもひっからないわけではなく、毎回そこそこの順位まではいくわけです。なぜかというと、今回の美術の先生に言われたように感情の表現ができたから。

           

          簡単な無伴奏パルティータのフレーズなんか弾かせたら、けっこう自信あります、私。自分で弾きながら泣けるくらい。

           

          しかし、当然それだけでは見込みがないので、中学生になって楽典の勉強を初めた頃には(先生が自発的に無料で教えてくれた)先生から、「ヴァイオリンはムリだけど、声楽だったらそれほど技術が必要ないのでいけるかもしれない。東京の音大付属高校の声楽家を受験しなさい」と言われて、一時ソルフェージュだのコンコーネだの毎日歌ってました。

           

          結局受験はしませんでしたが、そんなものかなーと思ったのを覚えています。

           

          今回も同じ。恐らく、というか決定的に、私には絵をうまく描く才能はないので、練習を重ねて多少上達したとしても、確実にレオナルドダビンチやフェルメールにはならないと思います。ただ、先生方に言われる通り、感情の表出に対する自信は若干あり。

           

          あとは技術力がなくてもそれなりにみえるスタイルをみつけて、それを感情が表現できるくらいに昇華させていくことなのかなーと考えるこの頃。

           

          いわゆるアートってみな同じなのではないでしょうか?

           

          天才的にうまいヴァイオリニストが最高のヴァイオリニストではない。

           

          例えば、五嶋みどりさんは確かにプロの中でも群を抜いて素晴らしくうまいのですが、だから彼女のヴァイオリン聴きたくなるのではない。あの切なくむせび泣くみどり節の音色を聴きたくて、みなコンサートに行ったりCD買ったりするわけです。

           

          晩年のアイザック・スターンなんかもっとすごかった。

           

          亡くなる1年か2年前の香港公演を聴いたのですが、正直言って曲に指がついていかず、音もリズムもはずしまくりでした。しかし、その音色から立ち上ってくる何とも言えない人生の達観や澄みきった明るさが聴衆の心を癒し、音楽とはこういうものだったのかということを教えてくれました。このコンサートは一生私の記憶に残るはずです。

           

          とりあえず、模写の現物を見てAIが絵を描いても私の描いたようなものには絶対にならない自信がありますので、オリジナリティという点ではAIに勝ってるかもしれません(笑)。精進あるのみですね。

          | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 13:47 | - | - |
          いろいろな家族の在り方があっていいよね
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            2年ほど前に描いた娘の絵。だいぶ背が伸びて長くなりましたが今もよく夕飯後にソファで寝付いてしまいます。

             

            最近、ある友人から、共通の友人の近況を聞きました。

             

            彼女は私と同じ年。5年前に50才でセミリタイアし、現在は前職の役所で契約職員としてパートタイムで働いているそうです。自分のペースで働きながら、ポリテクニック(高専)に通う義理の娘の面倒をみているとのこと。

             

            義理の娘というのは、彼女がアラフォーの頃にした結婚で夫が連れてきた連れ子。前妻とは死別していました。当時この娘は母恋しい年齢の小学校低学年で、どこに行くにも友人の後をカモの子どものようにちょこちょこついてきたのをよく覚えています。

             

            いっぽう、この子の姉は当時ティーンエイジャー。突然の継母の出現に怒り狂い非行に走ってしまったため、友人はその後始末にも奔走していました。ちょうど仕事も脂が乗りきって忙しい最中、彼女はこの2人の義理の娘の面倒を実によくみていて、友人たちの間で「インスタント・マザーのくせにあんたは偉い!」と賞賛されていたのです。

             

            この話にはまだ先があります。その後しばらくして、友人と連れ子たちの親、つまり夫との間がうまくいかなくなりました。そして離婚、夫はほどなく再婚。すっかり友人になついていた下の娘はそのまま友人と暮らし続けます。上の娘はつき合っていた彼とのでき婚で結婚し、そのまま家を出て、今は2人の子供をもつワーキングマザー。

             

            そして、友人はまったく血のつながりのないこの2人の連れ子たちの面倒をいまだにみ続けており、下の娘の日々の世話はもちろん、おばあちゃんとして、上の娘の子ども(もう離婚しているので義理の孫になるのかどうかわかりませんが)の学校や習い事の送り迎えや、金銭的な援助もしているそう。義理の娘たちにとって、家族としての関係は血のつながりがあって法律的にも家族である父より、彼女とのほうがよほど濃いと思います。

             

            この話をしてくれた友人も私と同い年ですが、いまだもって独身。もちろん子供はいませんが、姉妹の子どもたち、つまり甥っ子や姪っ子をそれはそれは可愛がっているので、彼らもよくなついています。たぶんこれから年取って困ったことがあったら彼らが陰になり日向になり支えてくれるでしょう。

             

            かくいう我が家も娘が養子ですので、夫、私、娘と全員血縁はありません。しかも、夫と私は国際結婚で娘はカンボジア生まれですので、民族も違います。言葉さえばらばらで、私は日本語で話しますが、夫は英語で話し、娘は英語と日本語を家では使い分けて話をします(外では英語オンリーですが)。

             

            また、常連になっている近所のコーヒーショップで週末にときどき会って話をするアメリカ人女性2人のカップル+中国のいろいろな地方から迎えた養子の思春期ガールズ3人の5人家族も、ごく普通の家族と同じように、幾多の問題を乗り越えながら子育てに励んでいて、彼女たちの話を聞くのをいつも楽しみにしています。

             

            ちょっと前までは夫婦に自分たちの子供2人というのが日本でもシンガポールでも「標準的な」家族の姿でしたが、現在ではそれも非常に多様化し、一人暮らし世帯が激増している他、夫婦だけの世帯も珍しくありません。

             

            そんな社会の中でも、やはり多くの人は、誰か別の人と暮らして温もりのある家庭をもちたいと思うのが自然の情だと思います。

             

            血がつながっていなくても、法律的には関係がなくても、心から家族と呼べるかけがいのない人がいる、というのは何にもまして素敵なことだと私は思います。

            | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 14:42 | - | - |
            スーパー後期高齢者のスタミナの秘密は究極の「小食」
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              前首相との壮絶なバトルを経て93歳でマレーシア首相の座に返り咲き、あと数カ月で95歳の今もかくしゃくとして激務をこなしているマハティール氏。

               

              連続ドラマ『まんぷく』のモデルとなったチキンラーメンの発明者で、96歳で亡くなる当日までばりばり現役で日清食品トップとして仕事をされた安藤百福氏。

               

              聖路加国際病院の名誉院長として105歳で亡くなる間際まで、診察や執筆、講演などをこなして精力的に活躍された日野原重明医師。

               

              この超人的な後期高齢者たちに共通するある習慣はというと、

               

              「小食」です。 

               

              www.straitstimes.com

              心臓病や肺炎などの既往症もあると語るマハティール首相の、もともとの職業は医師。その生活はといえば「必要最低限の食事で生きている」。The Strait Times紙の別の記事でも、自ら経営するクアラ・ルンプールのレストランで行われたインタビュー中、非常に若々しい外見やしっかりした話の内容と好対照に、あまりにも食べないので驚いたとインタビュアーが書いています。

               

              business.nikkei.com

              安藤百福氏は長年、お昼にチキンラーメンを食べる習慣でした。しかも、そのサイズは「ミニ」。週2回はコースに出てゴルフをする、と相当な運動量をこなしていたにもかかわらずこの量の食事ですから、朝も夜も推して知るべし。チキンラーメンの元祖にとって一番のご馳走はチキンラーメンだったに違いありません。

               

              dot.asahi.com

              そして日野原医師。医師だけあって科学的に解説。

              食事は1日1300キロカロリーと決め、夜だけご飯を食べます。肉を1日おきに80グラムくらいずつ食べる。野菜はお皿いっぱいたっぷりと。米国の実験で明らかにされているんですが、飽食のマウスよりもハングリーなマウスのほうが長生きする。ローカロリーこそ長寿の秘訣というのが、最近のアメリカの知見なんですが、僕はそれをかなり前から実践している。

               

              あれだけの激務をこなしながら、たった1300キロカロリー。厚労省のガイドラインを基にしたある記事では、70代男性の普通レベルの活動量で必要とされるのが2200キロカロリー、低いレベルでも1850キロカロリーとされていますので、1日に1300キロカロリーだけしか食べないのがどれだけ小食かわかると思います。

               

              昔、不老不死の仙人となった人々は霞を食べて生きる、と信じられていましたが、まさに彼らは仙人レベルの食生活を送っていると言えるでしょう。

               

              もう少し若手では、タモリさんやビートたけしさん、星野リゾート代表の星野佳路さんなどが、1日1食主義を貫いていると話しておられます。そして、みなさん一様におっしゃるのは、小食にすると体調がよくなるということ。

                

              私も昨年の夏、あまりに多忙できちんと食事をする時間が取れず5kg近く体重が落ちてから、非常に体が軽くなり体調が良くなりました。それ以降、意識してあまり食べない生活を心がけています。夫や子供がいるので自分だけ一日一食はムリですが、空腹な時間をできるだけ長くとるよう配慮。

               

              肥満や栄養過多は高血圧症、糖尿病などの疾病の大きな原因の一つだと言われます。確かに飽食の時代に若いときと同じ食生活をずっと続けていたら、生活習慣病になる確率は上がって当たり前。小食を心がければ生活習慣病のリスクがぐっと低下するはずです。

               

              生活習慣病とは無縁で、できるだけ長く現役でいるために、小食は試してみる価値があるのではないでしょうか。

              | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 14:17 | - | - |
              仮想通貨を煽った人より非難されるべきは宝くじであると思うこと
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                投資でもうすぐ大損確定の予定です。

                 

                事の顛末はこの記事に詳しく書きましたが、簡単に言うと、シンガポール水インフラの花形企業で、故リー・クワンユー元首相のペット・プロジェクトの事業化もした会社が昨年経営破たんし、もっていた社債の返済額が大幅に減額されそうなのです。

                 

                銀行の現段階の見積もりですと損金は現在の私の年収の3年分ほど。債務返済の優先順位が低いため損害割合が私より大きく、債権者数が非常に多い永久債と優先株式の所有者たちは「これだけしか戻らないのだったらいっそ倒産させてしまえ!」と息巻いているので、最悪の場合は、年収4年分くらいの損になるかもしれません。

                 

                痛恨の極みは損切して売り抜けなかったこと。破たんの少し前、この会社が利払いのための永久債を追加発行し、そのため「危ないぞー」という声があちこちから上がり、私が買った当時には大株主だった政府系投資会社Temasekも知らないうちに株を手放していたという事実を把握していたにもかかわらず、私は「あと数か月で満期だから大丈夫だろう」と呑気に構えて放置したのです。

                 

                あー、間違えた! この怠慢のせいで大損です。

                 

                なぜこんなことを書いているかというと、先週の文春オンラインで、吉本ばんびさんという若いライターの方の「情報弱者の貧困層をバカにする人、搾取する人 オンラインサロン界隈を眺めていて思うこと」という記事を読んだからです。

                 

                吉本ばんびさんは、かなり大変な家庭環境で育ち、紆余曲折を経てライターになられたようですが、20代で文春のような一流メディアに記事を執筆されているところや、シャープな論理展開をみていてもかなりの才能をお持ちと見受けました。また、他のメディアでも積極的に取材や執筆されているようで、あー頑張ってるんだなー、応援したい、と素直に思います。

                 

                が、一方で感じたのは、イケハヤ氏レベル(失礼!)に怒りの矛先を向けても意味がないのではないかということ。

                 

                冒頭の私の投資の話に戻ると、すべて私の自己責任であることは火の目を見るより明らかです。投資する商品を選んだのも、それがどのような状態になっているかをチェックし、売り時を勘案するのも自己責任、経営破たんが明らかになった後、債務清算の会社側提案を受け入れるのか、それとも会社を相手取って役員の責任を問う訴訟を起こすのか、すべて自己責任です。

                 

                しかし、前述したように、債権者のマジョリティである優先順位の低い債権などの持主たちの主張は私とまったく違い、「国の財産であるインフラ株なんだから政府が責任をもつて会社を救うのは当たり前」とか「こんな財政状況だったのに永久債の追加発行を許可した証券取引所が悪い」とか「銀行は会社の財務状況をわかっていながら何も知らない私たちに買わせたんじゃないか」とか、「一時年金のすべてをつぎ込んだのにこの仕打ちはひどい」とか、自分自身の情報弱者の立場や、年金生活者という立場を前面に押し出した不服申し立てをしています。

                 

                日本でいえば、東芝や東電を考えてみたらいいでしょう。

                 

                「原子力発電は絶対安全でクリーンなエネルギー」という日本国政府の言葉を長い間信じこまされてきた年金生活者をはじめとする個人投資家たちは、東芝が米国の原発買収に巨額の資金をつぎ込み、東電が現在はほとんど稼働していない原子力発電プラントを次々と増設するのをみつつ、これらの会社の株を買ってきました。どちらも国の政策が後ろ盾になった優良インフラ株です。

                 

                その結果、どうなったでしょうか? これらの株を買った人たちは「情報弱者」や「年金生活者」として保護されたでしょうか?

                 

                もちろん答えは「ノー」です。

                 

                いっぽう、競馬や競輪などの公営ギャンブル。これらのギャンブルが元で貧困に陥る家庭は決して少なくありませんが、売上のかなりの部分が農水省や経産省など所轄官庁の経費として使われます。ギャンブル中毒者から搾り取ったお金で、国は政府の運転資金をまかなっているのです。

                 

                公営ギャンブルとしては最も購入者の裾野が広い宝くじも同様。ネットで公開されている〇〇ジャンボ宝くじの2017年の売上を調べて足してみたら3,258億円もありました。このうち半分近くが国庫交付金となり、国に納められます。宝くじで1等が当たる確率は1,000万分の1だそうですから、仮想通貨取引で億り人になるよりはるかに低いと思われますが、私にはただの浪費にしか見えない宝くじを巨額の広告費を使って国は庶民に買わせ、なけなしのお金を搾取しています。

                 

                煽るだけ煽って何も言わずに「まだ仮想通貨やってないの?」の看板を降ろしたイケハヤ氏に憤慨する気持ちはわからないでもありません。ただ、あれだけ大騒ぎしていたわけですから、ただのポジショントークではなくご自身もそれなりの損害を被ったのではないかと推察します。「残念でしたね、お気の毒さまw」というところです。

                 

                他方、イケハヤ氏だけでなく他のマスコミにも煽られて億り人をめざし、仮想通貨を買った人、FXを始めた人などは、それがギャンブルであることはいくら情報弱者でもある程度は認識していたはずです。実際に、中国をはじめ規制や禁止している国はいくつもあります。購入しても使える店などはほとんどないわけですから、20年以上前に香港で大流行して日本でも売り切れ店が続出した「たまごっち」のような投機対象とたいして変わりません。

                 

                しかし、当時、たまごっちを香港政庁や日本政府が規制したかというとそんなことはありません。あくまでもギャンブル好きな一部の人たち(大半は子どもでしたが)が楽しんでいるに過ぎない、という認識だったのでしょう。政府が率先して宝くじなどのギャンブルを国民に推奨しているわけですから、こんな一部のギャンブル好きだけがとびつく投機をいちいち規制したりしないのです(香港でも宝くじや競馬は政庁が元締めです)。

                 

                要約すると、投機性の高い商品取引をどの段階でどこまで規制するのか、また、その前段階として「情報弱者」や「貧困層」がギャンブルの泥沼にはまらないようにするための教育をどうするか、という議論しかこの問題の根本的な解決策はないはずなのですが、公営ギャンブルを堂々と運営かつその収益に依存し、さらにカジノまで作ってギャンブル依存層を広げようとしている日本国政府にこのような問題を真剣に考える意思がないことは明らかなのです。

                 

                イケハヤ氏がひっそり仮想通貨をやめ、これに懲りてこれからあまり投機を煽らなくなったとしても、第二第三のイケハヤ氏はこれからも現れるでしょうし、実際に経済界にも仮想通貨をあきらめきれない人たちがまだまだいるようです。本気で日本から仮想通貨のようなギャンブルを追放したいのなら、まず、公営ギャンブルの廃止から訴えるべきではないでしょうか?

                 

                もう一つ。

                 

                大学を辞めて有料サロンに入会し、プロブロガーになるよう煽っているという話。

                 

                何にお金を使うかはその人が何に価値を置くかの問題に過ぎず、毎日私たちは膨大な量の無意味なお金を使っています。イケハヤ氏のサロン入会もその一つで、ペットボトルの水を買ったり、宝くじを買ったりするのと根本的な違いはありません。無料の水道水とたいして変わらない水を数百円も出してわざわざ買ったり、当たるはずのない宝くじを買う行為と、ほとんどの人がなれないプロブロガー目指して有料サロンの会費を払うことは、あくまでもその人のもつ価値感をお金によって表現しているからにすぎないからです。

                 

                もしその女性が私の娘だったら、どうでしょう? 私はそういう選択もありかなと思います。

                 

                今までのように大多数の人が大学や専門学校を卒業して会社員になり、日々会社で生産活動をして定年まで給料をもらい続けるという未来はどう考えても私には描けません。本人がそれでも従来と同じコースを歩みたいといえばそれでいいでしょうし、ほぼ100%近い確率で失敗するであろうプロブロガーやユーチューバーなどのコースに進みたいと言って挑戦してみるなら、失敗してもその経験はその先の人生で活かせるだろうと思います。

                 

                私は決してイケハヤ教信者ではありませんが、それでも彼は自分でリスクを取り、「こういう生き方もできるんだよ」というメッセージを同時代の人々に強烈に発信し続けています。もちろん彼の利益追求や野心の実現が彼の活動の最大の目的でしょうが、いっぽうでそれだけにとどまらないもの、何とか日本人の意識や、ひいては日本の社会を変えていきたいというモチベーションも感じとれます。

                 

                彼や彼のフォロワーさんたちが成功するにせよ、失敗するにせよ、現状を変える努力を何もせずに唯々諾々と宝くじを買い続けるよりはましなのではないかと思うのです。

                 

                吉川さんやイケハヤ氏のような次の世代の担い手の方々が、好き勝手に言いたいことを言う人(そしてたいてい自分は何も行動を起こさない)からのさまざまな非難を恐れることなく行動し、それに続く私の娘の世代に自分の可能性を信じて行動するモチベーションを与えてくれるよう期待しています。

                | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 20:47 | - | - |
                映画『レディ・バード』〜 ミレニアムな青春
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                  JUGEMテーマ:近日公開!映画

                   

                  受賞は逃したものの、今年アカデミー賞5部門にノミネートされた映画『レディ・バード』を観てきました。

                   

                  長期間にわたりアメリカの批評家たちが100%の賛辞を送っていたという前評判だけあって、一言で言って「いい映画」。観終わった後、爽やかな感動に包まれながら映画館を出ることができる(たくさん笑えてほんの少し泣ける)、近年、なかなか珍しい1本です。

                   

                  以下、いくつか感想を書いてみたいと思います。

                   

                  ■みんな「いい子」のアメリカのミレニアム世代

                  主人公レディ・バードの大学進学を巡る母親との対立がストーリーの1つの柱ですが、母娘喧嘩はけっこう激しいものの、主人公が家出したり非行に走ったりという極端な行動に出ることはありません。反抗といっても、せいぜい3ドルの雑誌万引きや先生の車にいたずらする程度。基本的にみんな「いい子」です。

                   

                  70年代後半から80年代にかけて青春時代を過ごした私たちの世代では、ドラッグや犯罪、妊娠・中絶・売春、暴力や自殺といったテーマが青春映画にはつきものでした。それに比べるとミレニアム世代は随分おとなしくていい子になったものだなと思います。

                   

                  また、人種差別や貧困といったテーマもなく(白人中流家庭の物語ですが、先生や生徒に有色人種が普通に混在していて主人公の養子の兄はヒスパニック)子どもたちの深刻な対立もありません。

                   

                  思春期特有の多少のとんがりはあっても、基本的にまったりとしたみんな「いい子」の中でストーリーが進んでいくので、いい意味でドラマ性はありません。

                   

                  ■アメリカ中流階級の凋落

                  前述のようにストーリーは大学進学をめぐる母娘の対立を軸に進んでいくのですが、背景にあるのはお金の問題。

                   

                  レディ・バードの父はサラリーマン、母は看護婦の共働き。兄もすでに独立していているにもかかわらず、東海岸の私立大学進学のお金を工面できないから学費の安い地元(カリフォルニア州サクラメント)のコミュニティ・カレッジ(ここでも厳しいと母は嘆きます)に行くよう娘の説得を続けます。

                   

                  最終的に彼女はNYの大学に合格して母と対立したまま進学しますが、入学に際して父に保証人になってもらい学費ローンを組みます。

                   

                  これも私が80年代の大学生時代に実際にアメリカ人たちから聞いた話ですが、当時は中流階級であれば、親が学費を出して生活費はアルバイトで自分で稼ぐ、が一般的でした。つまり、学費も生活費もローンを組んだりしなくても払える程度の額だったということです。

                   

                  日本でもここ数十年で大学の学費が高騰しましたが、アメリカではさらにひどく、私立有名大学では、年間学費だけで500万円近くかかる所も少なくないようです。アメリカでは中流階級に生まれたら借金なしで大学にも入学できない状況が普通になっているのです。

                   

                  また、父親のリストラ問題も親子の会話に上りますが、中流階級ホワイトカラーの雇用が不安定であり、中高年では働きたくてもなかなか仕事をみつけられないという厳しい現状も描かれます。

                   

                  ■シアーシャ・ローナンすごすぎ

                  レディ・バードを演じる女優、23歳のシアーシャ・ローナン。みずみずしい新人女優かと思ったら、子役時代からずっと演じ続けているベテラン女優でした。

                   

                  さらに驚いたのは、以前ブログ記事を書いたこともある映画『ハンナ』の主役だったこと。『ハンナ』は好きな映画の一つで4回以上観ましたが、この映画を観ている最中も観終わった後も、同一人物とはまったく気がつきませんでした。

                   

                  レディ・バードの演技では、背の高いティーンエージャーにありがちなちょっと猫背な感じの姿勢が非常に特徴的で、もともとこういう姿勢の人かと思っていました。しかし、『ハンナ』では超人的な運動能力をもつ少女スパイの役でしたので、背筋が伸びているのはもちろん、役によって歩き方や走り方、動作が全く違うのです。

                   

                  表情や喋り方だけでなく、細かい仕草まで全然別人になってしまう、すごすぎる女優だと感じました。

                   

                  すごい女優といえば、『ハンナ』で共演したケイト・ブランシェットや、碧眼が彼女とそっくりのティルダ・スウィントンなどがぱっと浮かびますが、シアーシャ・ローナン、23歳にしてすでにこのクラスに比肩する技術力を身につけています。

                   

                   

                  日本では公開が6月とまだ先のようですが、決して観て損はしない映画だと思います。

                  | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 15:38 | - | - |
                  シニア婚はメリットだらけ
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                    JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

                     

                    ■結婚したくない、相手がいない結婚適齢期の男女

                    「結婚はコスパ悪い」と考える独身男性や「結婚したいけれど相手がみつからない」独身女性が増えています。2015年の国勢調査では生涯未婚率は男性で23.37%、女性で14.06%に。

                     

                    この記事によると、女性が感じる結婚のメリットは、家庭や子どもをもったり、経済的に余裕がもてる、と答える人が多く、それが男性にとってはそのまま「家族の扶養責任」や「事由に使えるお金が減る」といったデメリッにつながっているといいます。

                     

                    身もふたもない言い方をしてしまうと、女は「カネをよこせ」、男は「カネは渡さん」と思っているわけで、こんな人たち同士がマッチングされるわけがありません。女が結婚したがるのもカネならば、男が結婚したがらないのもカネ。双方譲れないポイントがここでぶつかっているわけで、それでは非婚化が進むのも当然なのでしょう。いくら夫婦は経済活動の一単位とはいえ、あまりに世知辛い結果といえるのではないでしょうか。

                     

                    と筆者が言うように、以前は結婚について利害(?)が一致していた男女も、コンビニや便利な生活家電の普及で男性が独身でも日常生活に困らなくなり、女性は女性で子育てや家事をしながら自分も生活費を稼がなければならない生活は嫌というのであれば、結婚や子どもが減っても当然です。

                     

                    ■女性有名人のシニア婚が増加中

                    いっぽう、昨年63歳で結婚して大きな話題となった阿川佐和子さんや、57歳でやはり初婚の浅野ゆう子さんをはじめ、63歳で結婚した桃井かおりさん、58歳で結婚した小林幸子さんなど、ここ数年、長年にわたってキャリアを築いてきた女性たちがシニア婚するケースが増えてきています。

                     

                    このような年齢での結婚にはいろいろな事情もあるのでしょうが、父親の介護を体験した阿川佐和子さんの「介護が必要になったときに老後をどうするか考えた」という言葉が私は特に気になりました。

                     

                    若い頃と違い、シニアと呼ばれる年齢になれば人生の酸いも甘いも経験し、損得感情だけで結婚を考える人はごく少数になります。阿川さんのこの言葉も、ただ「将来介護してくれる人がほしい」と解釈するのではなく、(自分がするかもしれない)介護を含めた人生後半のパートナーがほしい、ということだと思います。

                     

                    そこで今回は、思いつくままにシニア婚のメリットを考えてみました。

                     

                    ■こんなにあるシニア婚のメリット

                    <老後の金銭的リスクヘッジ>

                    シニア婚では女性もそれまでずっと働いてきたケースがほとんどでしょう。

                     

                    年金や貯金など老後を支える蓄えは女性が専業主婦だった場合と比べて格段に多くなりますし、シニア世代につきもののリストラや病気などにより職を失っても、相手が働いていればすぐに生活に困ることはなくなります。定年後に転職や再雇用で給料が下がっても二馬力でしたら極端な倹約をしなくても生活可能です。

                     

                    定年後も働き続ける目的でいったん仕事を辞め、リカレント教育を受けようという決断も、相手が働いていれば生活を考えて迷うことは少なくなるでしょう。

                     

                    <介護のリスクヘッジ>

                    配偶者も子どももおらず、独身で歳を重ねる人が一番恐れるのは、病気になって体が動かなくなったり、認知症になって日常生活が送れなくなることでしょう。

                     

                    シニア婚で配偶者ができればお互いに介護できるのはもちろんのこと、入院するにしても施設に入所するにしても多くの場合、身元保証人や後見人が必要です。兄弟や甥姪などに気軽に頼める環境ならば別ですが、そうでない場合はやはり配偶者がいるにこしたことはありません。

                     

                    さらに、シニア婚した配偶者に連れ子がいた場合、円満な関係を築くことができれば、配偶者が亡くなった後でも後見人役を引き受けてもらうことが期待できます。

                     

                    <共同生活による生活コスト削減と家事労働の分担>

                    おひとり様で暮らすより、2人で暮らしたほうが1人当たりの生活コストは断然低くなります。

                     

                    特に老後に大幅収入源になった場合、月数万円の違いでも数十年に及ぶ老後の生活を考えると大きな節約になってきます。また、年金が不足という夫婦では、アルバイトなどで1人で働くより2人で働いたほうが働く時間が少なくてすみ、体力的に負担になりにくいですし、そもそも1人あたり稼がなければならない金額が減るので気持ちにもゆとりが出ます。

                     

                    また、2人ともそれまで身の回りのことは自分で行ってきた長い経験がありますので、家事スキルも相当に高いはずです。若い人たちのように家事の一方的な負担によりストレスがたまり夫婦仲が悪くなるケースも少ないと思われます。

                     

                    <孤独の回避>

                    旅行や趣味などでどこかへ出かけるとき、相手がいると楽しさは倍増します。女性の場合は友人が多く相手には困らないかもしれませんが、男性はやはり配偶者が一番でしょう。何十年も過ごしてきたので老後は別々に楽しみたいという夫婦とは違い、シニア婚では結婚してからの時間が少ないですから、2人で楽しめる時間がたっぷりです。

                     

                    また、1人で食事をする人は、独居で1.2倍死亡リスクが高まり、家族と同居では1.5倍になるそうです。独身と比べてだけでなく、結婚している夫婦と比べても、2人で過ごす時間の多いシニア婚夫婦のほうが長生きチャンスが増えそうです。

                     

                    ■人生100年時代に第二ステージの家庭生活を考える。

                    思いつくままに書いてみましたが、こう考えてみると、自立した大人同士のシニア婚にはメリットばかりのような気がします。

                     

                    人生100年時代、キャリアやお金も大事ですが、人生の伴侶とどう向かいあっていくか、独身の方は、伴侶を新たに獲得することも含めて、人生第二ステージの家庭生活を真剣に考える時代に入っていると思います。

                    | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 14:32 | - | - |
                    Amazonで購入したmakitaクリーナーをシンガポールに送って掃除を効率化
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                      昨年の春、日本の拠点を東京から沖縄に移したのをきっかけに、久しぶりに掃除機を買いました。

                       

                      引っ越しぎりぎりまでシンガポールにいたので、必要な買い物はほとんどネット通販。特に家事用品はカタログ通販の頃から利用していたカタログハウスの『通販生活』で揃えました。

                       

                      その中で一番買って良かったなと思ったのが、マキタのクリーナー。

                       

                      これまでもコードレスクリーナーは使ったことがありましたが、この製品は工事現場などで職人さんが使うプロ仕様なので、充電は早いし、細かいところまで手が届くし、軽いし、吸引力は抜群だしと文句のつけどころがありません。こんなに便利ならシンガポールでも使おうと、再度通販生活で注文しようとしたら、なぜか廃番に(家庭用の普及モデルは継続)。

                       

                      そこで、Amazon。型番は違いますが最も近いであろう製品(冒頭の写真)を選び、バッテリーとチャージャーは別の互換品にしたところ、通販生活よりだいぶ低価格で揃えられることがわかりました(ただし、互換品の部品の場合、本体か付属品のどちらかに問題があっても対応してもらえない恐れがあるため、最初に通販生活で買ったのは正解だったと思います。実際に通販生活で買ったバッテリーに不良があったのですが、窓口とメーカーの方が丁寧に対応してくれました)。

                       

                      ここまでで通常でしたらすぐポチるところなのですが、問題はバッテリー。上記の通り最初に買った製品付属のバッテリーに欠陥があったためメーカーに返送しようとしたところ、「リチウムイオン電池は航空便では送れない」(沖縄から首都圏の宅配はほとんど航空便です)とヤマトさんに言われ、船便にしたため届くまでに2週間もかかってしまった、という経緯があったのです。

                       

                      リチウムイオン電池はサムソンのスマホから発火して問題になって以降、発火事故が相次ぎ、現在ではバッテリー単体では飛行機に載せられません。日本国内なら船便はオッケーですが、個人の国際郵便については船便もNG。郵便局の方に頼み込んで色々と調べていただいたところ、使用する器具の本体についているものに限り、1個に限り船便で送れることがわかりました(ただし重量がある製品は1個でもダメなようです)。

                       

                      蛇足になりますが、最近書いた通りシンガポールのAmazonも調べたところ、類似製品は売っていますが、アメリカからの取り寄せで運賃が必要。どうせなら選択肢があるアメリカのAmazonで注文してみようと考えたのですが、やはりバッテリーの問題なのかシンガポール、米国の両サイトとも、注文の最終段階に「輸送不可」で拒否されました(現在も状況は同じです)。

                       

                      さて、このような経緯を経て何度も郵便局に通った末、無事日本から送り出せ、待つこと1か月。

                       

                      makitaクリーナーは今や我が家では欠かせない掃除ツールになりました。あまりに便利で掃除時間を短縮できてしまったため、プロに外注するより自分でやった方がきれいになると、20年近くお願いしていたお掃除サービスもストップ。毎日のように朝から自分で掃除するようになってしまいました。

                       

                      お掃除サービスには月数万円払っていましたので、1か月未満で元が取れたことに。自分で掃除すると時間は割かれますが、これまで筋トレしていたのを止めた分掃除で体を動かし時間捻出(代わりに最近はヨガに精を出しています)。またお掃除サービスの人に気を遣ったり、掃除し残し部分にいらつくこともなくなり、ストレスも軽減。いいことずくめです。

                       

                      ダイソンやルンバなど、高価な海外製品がもてはやされるクリーナーですが、makitaクリーナーは隠れた日本の名品だと思います。

                      | Yuriko Goto | ライフマネージメント | 14:44 | - | - |
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