ASIAN NOMAD LIFE

日本、香港、中国で生活・仕事をしてきてシンガポール在住8年目。
映画『レディ・バード』〜 ミレニアムな青春
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    JUGEMテーマ:近日公開!映画

     

    受賞は逃したものの、今年アカデミー賞5部門にノミネートされた映画『レディ・バード』を観てきました。

     

    長期間にわたりアメリカの批評家たちが100%の賛辞を送っていたという前評判だけあって、一言で言って「いい映画」。観終わった後、爽やかな感動に包まれながら映画館を出ることができる(たくさん笑えてほんの少し泣ける)、近年、なかなか珍しい1本です。

     

    以下、いくつか感想を書いてみたいと思います。

     

    ■みんな「いい子」のアメリカのミレニアム世代

    主人公レディ・バードの大学進学を巡る母親との対立がストーリーの1つの柱ですが、母娘喧嘩はけっこう激しいものの、主人公が家出したり非行に走ったりという極端な行動に出ることはありません。反抗といっても、せいぜい3ドルの雑誌万引きや先生の車にいたずらする程度。基本的にみんな「いい子」です。

     

    70年代後半から80年代にかけて青春時代を過ごした私たちの世代では、ドラッグや犯罪、妊娠・中絶・売春、暴力や自殺といったテーマが青春映画にはつきものでした。それに比べるとミレニアム世代は随分おとなしくていい子になったものだなと思います。

     

    また、人種差別や貧困といったテーマもなく(白人中流家庭の物語ですが、先生や生徒に有色人種が普通に混在していて主人公の養子の兄はヒスパニック)子どもたちの深刻な対立もありません。

     

    思春期特有の多少のとんがりはあっても、基本的にまったりとしたみんな「いい子」の中でストーリーが進んでいくので、いい意味でドラマ性はありません。

     

    ■アメリカ中流階級の凋落

    前述のようにストーリーは大学進学をめぐる母娘の対立を軸に進んでいくのですが、背景にあるのはお金の問題。

     

    レディ・バードの父はサラリーマン、母は看護婦の共働き。兄もすでに独立していているにもかかわらず、東海岸の私立大学進学のお金を工面できないから学費の安い地元(カリフォルニア州サクラメント)のコミュニティ・カレッジ(ここでも厳しいと母は嘆きます)に行くよう娘の説得を続けます。

     

    最終的に彼女はNYの大学に合格して母と対立したまま進学しますが、入学に際して父に保証人になってもらい学費ローンを組みます。

     

    これも私が80年代の大学生時代に実際にアメリカ人たちから聞いた話ですが、当時は中流階級であれば、親が学費を出して生活費はアルバイトで自分で稼ぐ、が一般的でした。つまり、学費も生活費もローンを組んだりしなくても払える程度の額だったということです。

     

    日本でもここ数十年で大学の学費が高騰しましたが、アメリカではさらにひどく、私立有名大学では、年間学費だけで500万円近くかかる所も少なくないようです。アメリカでは中流階級に生まれたら借金なしで大学にも入学できない状況が普通になっているのです。

     

    また、父親のリストラ問題も親子の会話に上りますが、中流階級ホワイトカラーの雇用が不安定であり、中高年では働きたくてもなかなか仕事をみつけられないという厳しい現状も描かれます。

     

    ■シアーシャ・ローナンすごすぎ

    レディ・バードを演じる女優、23歳のシアーシャ・ローナン。みずみずしい新人女優かと思ったら、子役時代からずっと演じ続けているベテラン女優でした。

     

    さらに驚いたのは、以前ブログ記事を書いたこともある映画『ハンナ』の主役だったこと。『ハンナ』は好きな映画の一つで4回以上観ましたが、この映画を観ている最中も観終わった後も、同一人物とはまったく気がつきませんでした。

     

    レディ・バードの演技では、背の高いティーンエージャーにありがちなちょっと猫背な感じの姿勢が非常に特徴的で、もともとこういう姿勢の人かと思っていました。しかし、『ハンナ』では超人的な運動能力をもつ少女スパイの役でしたので、背筋が伸びているのはもちろん、役によって歩き方や走り方、動作が全く違うのです。

     

    表情や喋り方だけでなく、細かい仕草まで全然別人になってしまう、すごすぎる女優だと感じました。

     

    すごい女優といえば、『ハンナ』で共演したケイト・ブランシェットや、碧眼が彼女とそっくりのティルダ・スウィントンなどがぱっと浮かびますが、シアーシャ・ローナン、23歳にしてすでにこのクラスに比肩する技術力を身につけています。

     

     

    日本では公開が6月とまだ先のようですが、決して観て損はしない映画だと思います。

    | 後藤百合子 | ライフマネージメント | 15:38 | - | - |
    シニア婚はメリットだらけ
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      JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

       

      ■結婚したくない、相手がいない結婚適齢期の男女

      「結婚はコスパ悪い」と考える独身男性や「結婚したいけれど相手がみつからない」独身女性が増えています。2015年の国勢調査では生涯未婚率は男性で23.37%、女性で14.06%に。

       

      この記事によると、女性が感じる結婚のメリットは、家庭や子どもをもったり、経済的に余裕がもてる、と答える人が多く、それが男性にとってはそのまま「家族の扶養責任」や「事由に使えるお金が減る」といったデメリッにつながっているといいます。

       

      身もふたもない言い方をしてしまうと、女は「カネをよこせ」、男は「カネは渡さん」と思っているわけで、こんな人たち同士がマッチングされるわけがありません。女が結婚したがるのもカネならば、男が結婚したがらないのもカネ。双方譲れないポイントがここでぶつかっているわけで、それでは非婚化が進むのも当然なのでしょう。いくら夫婦は経済活動の一単位とはいえ、あまりに世知辛い結果といえるのではないでしょうか。

       

      と筆者が言うように、以前は結婚について利害(?)が一致していた男女も、コンビニや便利な生活家電の普及で男性が独身でも日常生活に困らなくなり、女性は女性で子育てや家事をしながら自分も生活費を稼がなければならない生活は嫌というのであれば、結婚や子どもが減っても当然です。

       

      ■女性有名人のシニア婚が増加中

      いっぽう、昨年63歳で結婚して大きな話題となった阿川佐和子さんや、57歳でやはり初婚の浅野ゆう子さんをはじめ、63歳で結婚した桃井かおりさん、58歳で結婚した小林幸子さんなど、ここ数年、長年にわたってキャリアを築いてきた女性たちがシニア婚するケースが増えてきています。

       

      このような年齢での結婚にはいろいろな事情もあるのでしょうが、父親の介護を体験した阿川佐和子さんの「介護が必要になったときに老後をどうするか考えた」という言葉が私は特に気になりました。

       

      若い頃と違い、シニアと呼ばれる年齢になれば人生の酸いも甘いも経験し、損得感情だけで結婚を考える人はごく少数になります。阿川さんのこの言葉も、ただ「将来介護してくれる人がほしい」と解釈するのではなく、(自分がするかもしれない)介護を含めた人生後半のパートナーがほしい、ということだと思います。

       

      そこで今回は、思いつくままにシニア婚のメリットを考えてみました。

       

      ■こんなにあるシニア婚のメリット

      <老後の金銭的リスクヘッジ>

      シニア婚では女性もそれまでずっと働いてきたケースがほとんどでしょう。

       

      年金や貯金など老後を支える蓄えは女性が専業主婦だった場合と比べて格段に多くなりますし、シニア世代につきもののリストラや病気などにより職を失っても、相手が働いていればすぐに生活に困ることはなくなります。定年後に転職や再雇用で給料が下がっても二馬力でしたら極端な倹約をしなくても生活可能です。

       

      定年後も働き続ける目的でいったん仕事を辞め、リカレント教育を受けようという決断も、相手が働いていれば生活を考えて迷うことは少なくなるでしょう。

       

      <介護のリスクヘッジ>

      配偶者も子どももおらず、独身で歳を重ねる人が一番恐れるのは、病気になって体が動かなくなったり、認知症になって日常生活が送れなくなることでしょう。

       

      シニア婚で配偶者ができればお互いに介護できるのはもちろんのこと、入院するにしても施設に入所するにしても多くの場合、身元保証人や後見人が必要です。兄弟や甥姪などに気軽に頼める環境ならば別ですが、そうでない場合はやはり配偶者がいるにこしたことはありません。

       

      さらに、シニア婚した配偶者に連れ子がいた場合、円満な関係を築くことができれば、配偶者が亡くなった後でも後見人役を引き受けてもらうことが期待できます。

       

      <共同生活による生活コスト削減と家事労働の分担>

      おひとり様で暮らすより、2人で暮らしたほうが1人当たりの生活コストは断然低くなります。

       

      特に老後に大幅収入源になった場合、月数万円の違いでも数十年に及ぶ老後の生活を考えると大きな節約になってきます。また、年金が不足という夫婦では、アルバイトなどで1人で働くより2人で働いたほうが働く時間が少なくてすみ、体力的に負担になりにくいですし、そもそも1人あたり稼がなければならない金額が減るので気持ちにもゆとりが出ます。

       

      また、2人ともそれまで身の回りのことは自分で行ってきた長い経験がありますので、家事スキルも相当に高いはずです。若い人たちのように家事の一方的な負担によりストレスがたまり夫婦仲が悪くなるケースも少ないと思われます。

       

      <孤独の回避>

      旅行や趣味などでどこかへ出かけるとき、相手がいると楽しさは倍増します。女性の場合は友人が多く相手には困らないかもしれませんが、男性はやはり配偶者が一番でしょう。何十年も過ごしてきたので老後は別々に楽しみたいという夫婦とは違い、シニア婚では結婚してからの時間が少ないですから、2人で楽しめる時間がたっぷりです。

       

      また、1人で食事をする人は、独居で1.2倍死亡リスクが高まり、家族と同居では1.5倍になるそうです。独身と比べてだけでなく、結婚している夫婦と比べても、2人で過ごす時間の多いシニア婚夫婦のほうが長生きチャンスが増えそうです。

       

      ■人生100年時代に第二ステージの家庭生活を考える。

      思いつくままに書いてみましたが、こう考えてみると、自立した大人同士のシニア婚にはメリットばかりのような気がします。

       

      人生100年時代、キャリアやお金も大事ですが、人生の伴侶とどう向かいあっていくか、独身の方は、伴侶を新たに獲得することも含めて、人生第二ステージの家庭生活を真剣に考える時代に入っていると思います。

      | 後藤百合子 | ライフマネージメント | 14:32 | - | - |
      Amazonで購入したmakitaクリーナーをシンガポールに送って掃除を効率化
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        昨年の春、日本の拠点を東京から沖縄に移したのをきっかけに、久しぶりに掃除機を買いました。

         

        引っ越しぎりぎりまでシンガポールにいたので、必要な買い物はほとんどネット通販。特に家事用品はカタログ通販の頃から利用していたカタログハウスの『通販生活』で揃えました。

         

        その中で一番買って良かったなと思ったのが、マキタのクリーナー。

         

        これまでもコードレスクリーナーは使ったことがありましたが、この製品は工事現場などで職人さんが使うプロ仕様なので、充電は早いし、細かいところまで手が届くし、軽いし、吸引力は抜群だしと文句のつけどころがありません。こんなに便利ならシンガポールでも使おうと、再度通販生活で注文しようとしたら、なぜか廃番に(家庭用の普及モデルは継続)。

         

        そこで、Amazon。型番は違いますが最も近いであろう製品(冒頭の写真)を選び、バッテリーとチャージャーは別の互換品にしたところ、通販生活よりだいぶ低価格で揃えられることがわかりました(ただし、互換品の部品の場合、本体か付属品のどちらかに問題があっても対応してもらえない恐れがあるため、最初に通販生活で買ったのは正解だったと思います。実際に通販生活で買ったバッテリーに不良があったのですが、窓口とメーカーの方が丁寧に対応してくれました)。

         

        ここまでで通常でしたらすぐポチるところなのですが、問題はバッテリー。上記の通り最初に買った製品付属のバッテリーに欠陥があったためメーカーに返送しようとしたところ、「リチウムイオン電池は航空便では送れない」(沖縄から首都圏の宅配はほとんど航空便です)とヤマトさんに言われ、船便にしたため届くまでに2週間もかかってしまった、という経緯があったのです。

         

        リチウムイオン電池はサムソンのスマホから発火して問題になって以降、発火事故が相次ぎ、現在ではバッテリー単体では飛行機に載せられません。日本国内なら船便はオッケーですが、個人の国際郵便については船便もNG。郵便局の方に頼み込んで色々と調べていただいたところ、使用する器具の本体についているものに限り、1個に限り船便で送れることがわかりました(ただし重量がある製品は1個でもダメなようです)。

         

        蛇足になりますが、最近書いた通りシンガポールのAmazonも調べたところ、類似製品は売っていますが、アメリカからの取り寄せで運賃が必要。どうせなら選択肢があるアメリカのAmazonで注文してみようと考えたのですが、やはりバッテリーの問題なのかシンガポール、米国の両サイトとも、注文の最終段階に「輸送不可」で拒否されました(現在も状況は同じです)。

         

        さて、このような経緯を経て何度も郵便局に通った末、無事日本から送り出せ、待つこと1か月。

         

        makitaクリーナーは今や我が家では欠かせない掃除ツールになりました。あまりに便利で掃除時間を短縮できてしまったため、プロに外注するより自分でやった方がきれいになると、20年近くお願いしていたお掃除サービスもストップ。毎日のように朝から自分で掃除するようになってしまいました。

         

        お掃除サービスには月数万円払っていましたので、1か月未満で元が取れたことに。自分で掃除すると時間は割かれますが、これまで筋トレしていたのを止めた分掃除で体を動かし時間捻出(代わりに最近はヨガに精を出しています)。またお掃除サービスの人に気を遣ったり、掃除し残し部分にいらつくこともなくなり、ストレスも軽減。いいことずくめです。

         

        ダイソンやルンバなど、高価な海外製品がもてはやされるクリーナーですが、makitaクリーナーは隠れた日本の名品だと思います。

        | 後藤百合子 | ライフマネージメント | 14:44 | - | - |
        「断捨離」からタイニーハウスへ。変わる「住」の姿
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          JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

           

          ■アメリカ発のタイニーハウス・ムーブメント

          「断捨離」が世界中で大流行して、ミニマリスト生活がブームになっていますが、このトレンドの中で最近人気急上昇なのが、400平方フィート(約37屐飽焚爾硫函Tiny House」です。

           

          「37屐∩漢涯垢ない!」と日本人としては思ってしまいますが、Wikipediaによると、アメリカの平均的な家族向け一戸建て住宅面積は1978年には165屬世辰燭里、2007年には230.3屐△修靴2013年には247.3屬版々増加傾向にあります。このトレンドへのアンチテーゼとして、ハリケーン・カトリーナやリーマンショックなどを好機に手頃な価格の小さい住宅に注目が集まり、徐々に裾野が広がってきたようです。

           

          ブームに火をつけたのは、2014年に始まった米ケーブルテレビの「Tiny House Nation」という番組。500平方フィート(約46屐飽焚爾離泪鵐轡腑鵝▲ャンピングカーを含む全米のタイニーハウスを訪れて紹介するというもので、狭い住宅に快適に暮らすための工夫がこらされたさまざまな住宅を紹介しています。

           

          ネットでやYoutubeでもいろいろなタイニーハウスが観られますが、私が最も感動したタイニーハウスは、カナダのケベック州にあるというこの家で、厳寒の冬でもかなりエネルギー効率がよさそうです。

           

          ■タイニーハウスが主流のヨーロッパ都市

          いっぽうヨーロッパに目を向けてみると、そもそもヨーロッパ都市部の住宅はタイニーハウスが主流です。

           

          さすがに37岼焚爾肋ないと思いますが、初めてフィンランドのIKEAに行ったときには、あの巨大な体躯の北欧人が小柄なアジア人と同じサイズのベッドなどの家具を使っているのに驚きましたし、泊まらせてもらった友人夫婦宅のマンションもサウナを除けば、日本とほぼ同じサイズ感のものでした。

           

          また、ロンドン中心部のサービスアパートメントに泊まった時も、あまりの狭さに驚愕しました。

          このツィートにあるように、城塞都市から発展したヨーロッパの都市では昔から小さく住むことに抵抗がないのだと思います。

           

          ■大人数で住む大家屋からおひとりさまのタイニーハウスへ

          アジアではどうでしょうか?

           

          ひと昔のアジアの国ではどこも同じだと思いますが、私もシンガポール人の夫も、子どもの頃はかなり大きな家に住んでいました。

           

          ただし、家も大きいかわりに住む人の人数も多いのが当たり前で、夫は義母の姉妹夫婦たちやいとこたちと暮らしており、私の家に至っては3世帯同居の家族のみならず、家業の工場で働く住み込みの工員さんたちまで同居していました。ですから、いくら家が大きいといっても1人あたりの専有面積はそれほど大きくなく、プライバシーという概念さえなかったのです。

           

          しかし、日本でもシンガポールでも高度経済成長期には「夢の住宅」として団地が供給されるようになり、夫の家族は政府の公団住宅に引っ越し。日本でも団地からさらに広い3LDKの一戸建てやマンションへと理想の住まいが変遷していきました。

           

          そして、現在。日本では少子高齢化時代に入り、おひとりさまが激増。2015年の国勢調査では、単身世帯が全体の1/3を超え、東京都では平均世帯人数が1.99人と2人を割るまでになりました。この人数では、70〜80岼幣紊裡LDKは無用の長物です。

           

          以前の記事にも書きましたが、40〜50崢度の団地サイズのタイニーハウスは、2人世帯やワンルームではちょっと狭すぎるというおひとりさま世帯には最適のサイズです。MUJIが「小さく住む」住宅に力を入れているように、日本でもこれからタイニーハウスの人気は高まっていくと思われます。

           

          ■タイニーハウスのシェア・エコノミーへ

          いっぽうシンガポールでは、タイニーハウスをシェアするという、タイニーハウス・ムーブメントとシェアエコノミーを合体させたサービスが始まりました。

           

          ストレイト・タイムズ紙の記事によると、BigTinyという会社では20崢度の移動式タイニーハウスを複数の買い手に販売し、オーストラリアの田舎に設置して宿泊施設として利用者に貸し出すとのこと。

           

          貸し手も借り手もタイニーハウスをシェアするビジネスモデルで非常に興味深いと思いました。

           

          私自身も、これまでに引っ越し回数15回以上というノマド・ライフを送ってきました。その度に大量の本や衣類、家具などをパッキングして運ぶのに疲れ果て、もう引っ越しはこりごりと考えていましたが、最近では、本はほとんど処分して電子書籍を読んでいますし、会社に行かなくなりましたので衣類も最低限しか必要なく、ファストファッションの安い服を買って新しいものを買ったら古い服は捨てています。これで家具さえ運ばなくてよくなれば、スーツケース10個ほどあればじゅうぶん住み替えが可能です。

           

          タイニーハウスのシェアが今後ますます増えていけば、私たち夫婦にも再び、世界のあちこちを移動しながら住む日が来るかもしれません。

          | 後藤百合子 | ライフマネージメント | 16:57 | - | - |
          「捨てる作法」にみるクロワッサン世代の夫婦関係
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            雑誌『クロワッサン』の1/10号「クロワッサンは今年も夫(パートナー)について考えます」特集が強烈です。

             

            ■「夫とともに歩む作法」と「夫を捨てる作法」のギャップが恐ろしい。

            「夫とともに歩む作法。夫を捨てる作法。年末年始、考えてみませんか。」というキャッチコピーで巻頭に紹介されているのは、脚本家の木皿泉さん夫妻(夫婦でペンネームを共有)。さらに作家の井上荒野さんx古書店主の須賀典夫さん夫妻、元石川県会議員の広岡立美さんx大学教授の広岡守穂さん夫妻、写真家の神蔵美子さんx編集者/文筆家の末井昭さん夫婦が続きます。

             

            木皿さんご夫婦は夫が脳梗塞で倒れて現在もリハビリ生活。妻が献身的に夫を支えながらも、2人で力を合わせて仕事をしつつほのぼのとした毎日を送り、妻は「一緒にいられることが幸せ」と言い切ります。

             

            売主とお客という関係で偶然知り合い、育った環境や習慣がまったく違うにもかかわらず「今のところ大好きなので、先に死なれたら怒ります」と妻、夫は「何の保証もないし未来は予測できないが、2人とも、このまま一緒に生きていくのだろうとも思っている」と夫婦の形を語る井上x須賀さんご夫婦。

             

            学生結婚後5人の子どもを育てたものの、お互いの仕事や介護で別居期間を経て、現在はまた一緒に暮らす時間が増えた「卒婚」生活を続けたいという広岡ご夫婦。

             

            不幸な家庭に育ちギャンブル漬けで人をまったく信用しない末井さんを放っておくことができず、2人とも既婚者だったにもかかわらず結婚。幸せな時間は「天気のいい日に、音楽なんかかけて2階で洗濯物をたたんでいるとき」と答える夫と「ふたりが真に一体になりさえすれば、やがて打ち出の小槌を振るうように、幸福が沸いてくる」と話す妻の神蔵x末井ご夫婦。

             

            4組4様の在り方ですが、皆さん夫婦の問題から逃げずに本気で相手と自分の人生を共に送って行こうという「夫とともに歩む作法」が紹介されます。また、特集最後のインタビューでは、「不倫は文化」と言い切った俳優の石田純一さんが登場し「今は何度も同じ相手に恋をしている状態」と結婚9年目の感想を告白します。

             

            いっぽう、この間に挟み込まれる一般読者の悩み相談や座談会は「捨てる作法」のオンパレード。

             

            家庭内別居状態で「離婚せず、お互いひとりの時間を楽しみたい」という相談には、「住み分けは熟年期の夫婦のあるべき姿」なのでルールを作ってできるだけ顔を合わさないようにする、というアドバイス。

             

            「俺がいなかったら、メシが食べられないだろう」という夫と経済的な理由で離婚できない妻には、「一般の男性はだいたいこんなもの」「その言葉だけでも離婚理由になるので、カウンセラーに聴いてもらって離婚し、公的支援を受けたら」と離婚を推奨。

             

            夫との性生活が苦痛、という相談には、「男性の常識はセックスができるのがいいことであり、それがアイデンティティー」なので、「なるべく同じ空間にいないようにする」と解決法を提案。

             

            既婚女性4人の座談会では、「再婚した夫と一緒に海外で暮らすのが夢」という方以外は、「ラブラブではないけれど、いろいろ話すし、たまに二人きりで外食する」という方も混じって夫への不満のオンパレード。「手をつなぐのも嫌」と盛り上がった後には、なぜか「家族や家庭がない人生なんて考えられない」と収束していきます。

             

            ■石田純一さんと荒木久美子さんの発言に見る救い

            さらにこれに続くのは不倫について、ジャーナリスト山路徹さんと元ジュリアナクィーンで婚活トレーナー荒木久美子さんの対談。

             

            「夫には体を触られるのも嫌だけど恋はしたい」という女性が不倫を求めて、その関係に満足している、という山路さんに対し、荒木さんは「刹那的に見たら利害が一致しているんだけれども、長い目で見ると本当の幸せからの逃げなんですよ」と一蹴し、「ごめん」「ありがとう」「許してね」「愛してる」という4つの言葉を言えば言うほど、家庭も仕事もうまくいくと結婚生活の極意を伝授します。

             

            確かに「ともに歩む作法」では、幾多の困難を乗り越えて夫婦の紐帯を強めてきたカップルが紹介されますが、「捨てる作法」ではそのような努力をほぼ諦めてしまい、「一番身近な他人」として一つ屋根の下に暮らしているだけの夫婦関係が描かれます。もし夫婦がこのような状態になってしまったら、男も女も、1人でいる以上に孤独を感じるのではないでしょうか。

             

            そして、このようなステージで発生するのが不倫です。

             

            不倫否定派の荒木さんは「不倫って妥協した恋愛でしょう」「満足できるパートナーと結ばれることを求めないで、つまみ食いでお腹をみたそう。そういう話でしょ?」と突き放し、どうしても夫が嫌なら「離婚して理想の相手と再婚すればいいじゃないですか。」と畳みかけます。

             

            そして最後の石田純一さんのインタビューでは、「『うちの家内なんて、空気みたいなもんだよ』とか、日本の男性はよく言いますよね。冗談でも口にしているうちに本当にそう思い込んでしまうもの。だから、僕はどんな時でも妻のことを卑下したり悪く行ったりしないです」と自身の信条を吐露し、「なるべく家庭に恋愛を持ち込もうとしています」と結婚生活のコツを伝授します。

             

            女性の荒木さんの「理想のパートナーを見つけたら、不倫なんてする必要も暇もない」という発言とともに、かつて不倫の象徴として名を馳せ、幾多の恋愛を経て理想のパートナーに出会った男性の石田さんの言葉はとても示唆に富んでいる思います。

             

            ■夫婦の問題は先送りせずに「ともに歩む」夫婦関係を

            男性は仕事についてもそうですが、こと家庭の問題になるとできるだけ先送りする傾向が強いと思います。

             

            いっぽうで、女性の側も(経済的に夫の収入に頼っている場合は特に)家事や育児に忙しく、なかなか自分から夫と膝を詰めて冷静に話をする機会を作ろうとする人が少ないのではないでしょうか。

             

            「夫とともに歩む」夫婦紹介では、広岡さんご夫婦を除いて、他の3組は妻に仕事がありお子さんもいらっしゃらないようです。その意味では、雑音が少なく夫婦関係のみにフォーカスできるため、「捨てる」夫婦よりと比べてストレスの程度や問題の深刻さの質が違っているのも事実でしょう。

             

            しかし、だからと言って「捨てる」夫婦の状態に甘んじてしまえば、「ともに歩む」夫婦に比べて人生の幸福度が格段に落ちてしまいます。この特集が推奨するように、新しい年が始まったばかりの今こそ、もう一度夫婦の関係をお互いに見つめ、じっくり話すいいチャンスでしょう。

             

            100年ライフの人生はこれまで以上に長く、パートナーと一緒にいる時間もそれに応じて伸びていく中、夫婦関係はこれまで以上に重要性を増していると思います。夫婦関係が「ちょっとおかしいな」と思ったら、問題を放置せずに早めの対処をすること自体が大切ではないでしょうか。

            | 後藤百合子 | ライフマネージメント | 13:47 | - | - |
            新年の抱負を1年間続けるためのコツ
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              JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

               

              元旦のForbsで「賢い新年の抱負」を立てる5つの方法という記事が配信されました。

               

              2018年が始まってはや1週間。私も以前はそうでしたが、新年の抱負で1年の目標を決めたけれど、なかなか実行できずに自己嫌悪に陥る人も少なからずいると思います。1年の早い時期にこれを見直すという意味で、とても役にたつ記事だと思いますので、若干コメントを付け加えながらご紹介したいと思います。

               

              1.目標は具体的に

              毎年失敗する新年の抱負も、こうして具体的なステップに分ければ達成しやすくなる。また、目標値を早く決定すれば、早いうちに行動開始できる。

              「〇kg痩せる」や「〇〇円貯金する」という目標をたてて漠然と考えていても実行困難なので、1か月にどのくらい、1週間にどのくらいとブレークダウンしてみましょうというアドバイス。

               

              私はもう一歩進めて、1日単位でブレークダウンすることをお勧めします。

               

              人間は習慣の生き物ですので、毎日の習慣が確立してしまえばそれが1年単位になったときに大きな差がでます。「毎日必ず運動をする」や「毎日必ず千円札を一枚貯金箱に入れる」などという1日の具体的な目標をたてて表を作り、実行できたかできなかったかを日々書き込むと効果的です。

               

              2.大きな目標は小さなステップに分ける

              簡単なことから始めれば、食事法や節約法、仕事のやり方を徐々に変化させ、日々の習慣とすることが可能だ。​

              仕事にも言えますが、簡単な仕事と難しい仕事があった場合、まず簡単な方から終わらせたほうが勢いがついて難しい仕事にとりかかり易く、「やりたくないなー」と逡巡している時間が減って時間の節約にもなります。

               

              この方法を実行するには、1日ではなく1週間単位で目標達成スパンを考えるといいと思います。

               

              「毎日必ず運動をする」という目標をたてた場合、週末に遊びすぎて月曜日に疲れて運動したくないと感じたら、その日は5〜10分程度のストレッチだけにしてもいいでしょう。そして体調が回復した翌日や翌々日にジムでハードなトレーニングに励むのです。

               

              たとえたいした運動量でなくても、「目標達成のためにこれを実行した」という毎日の達成感が、その後の目標達成意欲維持につながります。自分を鼓舞する意味でも、たとえ小さい事でもできるだけ実行するというプロセスが必要です。

               

              3.1年で達成できなくても自分を許す

              人生で大きな変化を起こす人は、たとえ失敗しても、周りから「正気ではない」「絶対に達成できない」と言われても諦めない人だ。​

              「成功の最大の秘訣は成功するまで続けること」とよく言われますが、逆に言うと「成功には失敗がつきもの」です。

               

              幾多の失敗を乗り越えずに順風満帆ですべてに成功する人など、この世には一人としていません。成功する人としない人の違いは、数度の失敗で諦めてしまうか、絶対にあきらめずに粘り強く続けるかの一点にかかっています。

               

              かくいう私も9年前に一念発起して家計簿をつけ始めましたが、2か月ほどで実行できなくなり4か月ほど放置していました。しかし、その後もう一度つけ始めてからは現在まで続いており、家計簿の数字をみながら年間予算を立てて家計をコントロールし、以前はよくしていた衝動買いも全くしなくなりました。

               

              失敗したときには「こういう時もあるさ」と大きく構えて、再び目標達成の努力を続けることが大切だと思います。

               

              4.期限を設定する

              期限を付ければ目標の具体性が増し、切迫感が生まれる。​

              例えば「1年で8堊蕕擦襦廚箸いμ槁犬鬚燭討疹豺隋3か月毎では2圓困弔慮採未必要です。また、「1年で60万円貯金する」という目標でしたら、1か月では5万円になります。

               

              重要なのはこのように1年間をいくつかに区切り、達成度をチェックして評価することです。

               

              3か月後の3月31日や1か月後の1月31日に計画通りに数字を達成できていたらそのまま続けます。もしも途中でできていないことがわかったら、その後で取り返せるように1か月、1週間、1日単位の目標数値の変更が必要ですし、反対に達成値を超えているようであれば設定値が低すぎたからかもしれませんので、1年の目標を再度もっとハードルの高いものにしてみるのもいいと思います。場合によっては目標数字を下げる必要があるかもしれません。

               

              この作業をするには、チェックする日を決めることと、毎日の記録が不可欠です。私自身は手書きの日記とエクセルの表を併用していますが(忙しいときは2,3日分まとめてつけることも多々あります)、スマホや手帳で管理するのもいいと思います。

               

              いずれにせよ、目標達成とそのための記録とチエック、そして評価と目標の再考はセットだと認識しています。このプロセスをビジネス用語ではPDCA(「Plan」プラン 「Do」実行 「Check」評価 「Act」改善)と呼んでいます。

               

              5. 成功を祝う

              小さな進歩や成功を祝い、自分や自分の仕事、目標とする未来の自分を誇りに思おう。​

              いかにもアメリカ的だと思いますが(アメリカのワークアウトのビデオや本には必ず「自分へのご褒美」の項目があります)、日本人の場合は目標達成の喜び自体が自分へのご褒美になることが多いので、必ずしも必要だとは思いません。逆に「ご褒美」が度を越してしまい、食べすぎたりお金を使いすぎたりして、せっかく達成した目標が元の木阿弥になってしまう危険性も否定できません。

               

              ただやはり息抜きは必要ですので、例えば1か月の貯金目標が達成できたら〇千円以内で欲しいものを買うとか、3か月の減量目標が達成できていたら話題のレストランでお腹いっぱい食べるとか(その頃にはだいぶ胃も小さくなってそれほど食べられなくなっているはずです)をあらかじめ目標達成シートの項目に書き入れておくのもいいのではないでしょうか。

               

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              この記事で最も印象深かったのは、「米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツはかつて「大半の人は、1年間にできることを過大評価し、10年間にできることを過小評価している」と語った。」という一文です。

               

              いくら大きな目標をたてても人が1年でできることはしれています。しかし、3年、5年、10年と続けていけば、知らないうちに「こんなことまでできるようになったんだ」と自分自身に驚く日が来るのは間違いありません。

               

              3日坊主とよく言われますが、私は3日続けられることは3週間続けられる、3週間続けられることは3か月続けられる、3か月続けられることは3年続けられる、と考えています。最初の3日間でできたことが3年積み重なると、大きな実績となって自分に蓄積されます。しかし、もしそれを実行していなければ、今日の自分と3年後の自分は大して変わりばえしないでしょう。

               

              どちらを選ぶかは自分次第。「継続は力なり」の言葉を信じて、私も今年残り358日を目標達成に向けて努力したいと思います。

              | 後藤百合子 | ライフマネージメント | 12:45 | - | - |
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