ASIAN NOMAD LIFE

日本、香港、中国で生活・仕事をしてきてシンガポール在住8年目。
大人の一人旅の勧め
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    JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

     

    旅行会社HISの澤田社長が来年、3か月から6か月の一人旅に出ると発表しました。

     

    澤田社長は66歳。上場会社のトップが長期間不在にするという異例の事態に「とても考えられない」という声もあるようですが、私は素晴らしい決断だと思います。

     

    ■若者の旅と大人の旅の違い

    「かわいい子には旅をさせろ」という格言の通り、若い時の旅には、それまで育った世界の中で培ったものの見方を根本から見直し、新しい世界観や価値観を身につけられるというメリットがあります。

     

    今年の夏の大半を私は沖縄の離島で過ごしたのですが、その時に出会った若い旅行者たちといろいろな話をする中で、やはり彼らが「人生とはこういうもの」と思い込んでいた固定観念から解き放たれ、いろいろな価値観に触れて成長していく様子を目の当たりにしました。

     

    逆にカップルになったり、結婚して子どもが生まれて家族連れの旅行になると、どうしても旅は新しい発見のためというより余暇の側面が強くなってきます。家族の安全を慮って少しでも危険な場所は避けるようになりますし、旅そのものも計画的になり、新たな人々との出会いもぐっと抑えられます。

     

    我が家でも子連れでこのような旅をよくしますので決して否定するわけではありませんが、得られるものの多さからいうと断然、若者の旅スタイルのほうが多いと思います。

     

    ■「百聞は一見に如かず」が旅の神髄

    澤田社長はもともと旅が大好きで、ご自身のバックパッカー旅行の経験を活かして旅行会社を立ち上げられた方ですが、世界的に有名な投資家で、現在はシンガポール在住のジム・ロジャーズ氏も旅好きで知られます。

     

    ロジャーズ氏は40代からオートバイで中国をはじめ世界中を単独で旅して歩き、1999年から2002年にかけてはメルセデス・ベンツで116ヵ国を走破。2つのギネスブック記録をもっているそうです。彼はこれらの旅を通して世界の現状を把握し情報を収集して、シンガポールに移住を決断。中国語を含めてシンガポール式の教育で子どもたちを育て、現在もアジア圏での個人投資を盛んに行っています。

     

    やはり格言に「百聞は一見に如かず」とありますが、雑誌やテレビなどメディアから得られる情報と、実際にその現場で得られる経験の情報量は圧倒的に違います。まさに100倍以上の価値があるのです。

     

    単にガイドブック片手に観光地をめぐるだけでなく、その土地の人が行く場所に行き、そこに住む人々と直接話をして自分とは異なる世界観や価値観を知り、翻って自分自身をもう一度見つめ直す旅は、若者だけでなく、大人のもう一段の人間的成長にも貢献してくれるはずです。また同時に、今後の仕事や人生の計画にも大きな影響を与えてくれるでしょう。

     

    ■人生後半戦に備えて一人旅を。

    2018年は世界的に好況になり、日本経済もその恩恵を受けると言われています。

     

    その一方で、「ゆでガエル世代」と呼ばれてリストラに怯える人も多い40代後半から50代前半、そして第一線で働いてきた人生から次の人生への移行期にある50代後半から60代にかけての大人たちこそ、いま一番、来し方をしっかりと振り返り、行く末を真剣に自分で考える必要に迫られていると思います。その環境には一人旅が最適ではないでしょうか。

     

    澤田社長の今回の決断も、そこに最大の目的があると私は思っています。

     

    折しも2018年は日本でLCCが開業してちょうど20年。LCCを使えば、国内旅行とさして変わらない値段で世界中の国々を旅することができる世の中になりました。

     

    身近になったとはいえまだまだ世界は広く、出会ったことのない人も考えつかなかった発想も世界にはあふれています。

     

    私自身も来年はもっと一人旅をして、しっかりと人生後半戦に備えたいと思っています。

    | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 14:04 | - | - |
    一般家庭の食のグローバルスタンダードは一汁一菜、スーパーやコンビニのお惣菜
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      ■安くて野菜たっぷりのシンガポール、ホーカーメニュー

      昨晩は夫が会社の会食だったため、8歳の娘と2人で久しぶりにホーカー(シンガポールで一般的な屋内屋台)で夕食を済ませました。

       

      娘は香港料理の店でトウモロコシと人参、豚肉のスープ、私が頼んだのはシンガポールによくある自分で大皿からおかずを選ぶ店で、20種類以上ある大皿の中から鶏肉、オクラ、茄子の炒め物(中華なので炒め物がほとんどですが、東南アジア定番の魚のから揚げや広東料理の豚ひき肉とレンコンの蒸し物もありました)。これにご飯を添えて、緑茶缶をつけ、食後は近くのマクドナルドでアイスクリームのデザートまで食べて8.8シンガポールドル(約730円)。

       

      注文してから食べ終わるまで約30分で洗い物もなし。この間、どちらの店も行列ができていて、店で食べる人もいましたが半分以上は家に持ち帰る人たちでした。恐らくこれらのメニューを家に持ち帰り、家族で食卓を囲むのだと思いますが、確かにこれだけ安くて野菜をはじめいろいろな食品をバランスよく食べられるのであれば、家でわざわざ料理する必要はないなと改めて感じました。

       

      ■ホーカーが庶民の台所となったのは女性の労働市場参画のため

      シンガポール人をはじめ東南アジアの人たちが昔から屋台文化で家庭で料理をする習慣はなかった、という説を唱える人がいますが、これはちょっと違います。

       

      もちろん冷蔵庫が普及していなかった昔は、買い物ついでに朝食や昼食を屋台ですませる人もいたとは思いますが、一般家庭の多くでは主婦が三食料理をしていました。現在80代後半の私の義母は5人姉妹ですが、カナダに移民してずっと看護師をしていた一番下の妹を除き全員が専業主婦で、義母は姑から教わったというパラナカン料理(マレー半島に古くから住んでいた華人の料理)をはじめ、中華料理やマレー料理などバリエーションに富んだ料理を作ります。

       

      ホーカーがこれだけ普及したのは、故リー・クワンユー首相が1965年の独立以降、国民に安価で良質な住宅を供給しようと始めた公団住宅整備の際、公団住宅に必ず生鮮食料品や乾物などを売るマーケットを併設し、その隣にホーカーを設けるという設計をしてからです。政府の所有地ですから賃貸料が安く、ゴキブリなど害虫駆除が義務付けられ、衛生状態の検査が定期的に入るため、庶民が安心して安い値段で外食できるようになったのです。

       

      その背景には、独立後の労働力不足がありました。

       

      シンガポール政府は独立直後から教育に力を入れ、次々と学校や専門学校を創設・再編していきましたが、いくら教育費をかけても女性が卒業後に主婦になってしまったのでは教育費のもとが取れません。特に、男性は18歳から20歳の間兵役義務があり、終了後も30代後半まで訓練に参加しなくてはいけないので、女性に働いてもらわないと国がたちゆかなかったのです。

       

      ■ヨーロッパでも家庭料理は簡素化の方向。手の込んだ料理は週末に

      料理が女性の負担になる仕事でなくなったのはヨーロッパも同じです。

       

      オランダの場合ドイツの場合イギリスの場合と、いくつか最近の食事情を教えてくれるブログを見てみましたが、朝食はパン、昼食はハムなどを挟んだサンドウィッチ、夕食は肉、ジャガイモに少々の野菜といたってシンプル。「日本のように三度とも warme maaltijd (暖かい食事) を取ることは決してないです。食材も日本に比べればはるかに少ないです」「毎日の食事準備に割く時間が日本に比べると圧倒的に少ないと感じることも多々あります」など、日本の一般家庭に比べて食が簡素化しているのがよくわかります。

       

      イギリス人のマリさんの記事には、こんな記述もありました。

       

      そして、「English breakfast」という朝ご飯があります。これは、ベーコン、ソーセージ、卵、フライトマトなどの朝ご飯です。(日本で言う定食的なものかもしれません)
      多くのイギリス人はこのクラシックな朝ご飯が好きですが、現在ではみんな仕事で時間に追われている為、毎朝このような朝ご飯を作る時間がないと思います。もし「English breakfast」を食べるなら、週末になるでしょうね。

       

      English Breakfastは、パブつきのB&Bなどに泊まると出てきますが、イギリスの田舎で獣医をしていたジェームズ・ヘリオットさんの『ヘリオット先生』シリーズを読むと、比較的戦前まで一般家庭で普通に作られていたようですし、夕食になればさらに豪華で、手作りデザートまで頻繁に登場します。

       

      ■美食の都、フランスや香港でも家庭料理は衰退

      以前、パリジェンヌがスリムな原因は粗食にあるのでは、という記事を書きましたが、美食の本場フランスでも欧州の他の国々と同じく、家庭での粗食は簡素化が進んでいます。

       

      修道院のレシピ』という、フランスの修道院付属の花嫁学校で使われていた(現在は付属高校の家政科)という、フランス料理に欠かせないさまざまな伝統的なソースや料理、デザートなどの調理方法をまとめた本もありますが、週末やフランス人が大好きなホームパーティーなどでこのようなレシピで料理の腕を振るうことはあっても、忙しいウィークデーの食事はいたってシンプルのようです。

       

      「食は広東にあり」の代表格である香港でも同様。

       

      広東家庭料理に不可欠な、さまざまな具を入れて一晩以上煮込んで作るスープ。このスープ作りには専用の土鍋があり、どこの家でも主婦が土鍋を2つも3つも並べてスープを作っていたものですが、私が香港で暮らしていた20年ほど前からはスープ専門店がいくつもできて簡単にテイクアウトできるようになっています。

       

      ■40代後半から料理修行を始めた義妹夫婦

      私にはシンガポール人の義妹が2人いますが、つい最近まで(40代半ばを過ぎるまで)2人とも料理がまったくできませんでした。家庭ではずっと外国人家政婦を雇っていましたが(この家政婦たちに料理を教えたのは彼女たちの母親や義母です)、1人は3人の子供の手が離れたのをきっかけに、1人はメイド用スペースがない公団住宅に引っ越したのをきっかけに料理を開始。

       

      ホーカーですませたり、調理済の料理をスーパーで買ってくることもあるといいますが、肉や野菜に市販のソースをからめてオーブンで焼いたり、レトルトパックを使ってスロークッカーで煮込み料理を作ったり、という簡単な料理がメインで、ときどき招いてご馳走してくれたりもします。料理がまったくできなかったのは義弟たちも同じでしたので、2人とも妻と一緒に調理を学び、家に招いてくれたときは「これは妻が」「これが夫が」作ったのだと自慢げに話してくれます(共産主義国家樹立以降女性も当然のように主要な労働力となり、専業主婦がほとんどいない中国では、炊事担当がもっぱら男性という家庭も少なくありません)。

       

      私も結婚した当初は義妹たちをみて、「女性なのに料理もまともにできないなんて」と驚いたこともありましたが、50歳の手習いで夫婦仲良く並んで料理をしているところを見ていると、つい微笑ましくなります。逆に「女性なんだから料理くらいできて当たり前」と当然のように思い込んでいた自分が恥ずかしくなるのです。

       

      ■理想の結婚相手は料理上手な人という刷り込み

      屋台文化がもともとほとんどなかった日本では、外食より手軽な中食、スーパーのお惣菜やコンビニ弁当が共働き家庭の強い味方でしょう。しかし、独身ならまだしも「コンビニ弁当やできあいの総菜を食べさせるなんて子供(ダンナさん)が可哀そう」という人もまだまだ根強いようで、このブログ記事が今年5月にちょっとした論争になりました。

       

      また、婚活中の女性向けのサイトをみると、ほとんどのサイトで「料理上手」が条件の一つに挙げられます。女性には結婚前から「愛情をもって家族に手料理を作る」役割が期待され、それが刷り込まれていくのです。

       

      「女性なんだから料理くらいできて当たり前」という私の長年にわたる思い込みや、連続婚活殺人で逮捕された筧千佐子被告や木嶋香苗被告が料理の腕を婚活の武器にしていたのも、「結婚相手として女性は料理上手であるべきである」という日本社会の共通認識の産物ではないかと思うのです。

       

      逆にこの通念にかなわなければ、女性が妻や母として失格の烙印を押されたり、自分自身が求める理想の女性像と現実のギャップの開きに神経をすり減らしてしまうのではないのでしょうか。

       

      ■究極の完全献立、一汁一菜を「おふくろの味」に

      そんな状況の中、警鐘の声を上げているのが、料理研究家の土井義晴さんです。

       

      土井さんといえば「おふくろの味」を全国の家庭に普及させた料理研究家、土井勝さんのご子息。土井勝さんは「NHKきょうの料理」や「テレビ朝日おかずクッキング」などで家庭で作れる和食の調理法を紹介し、高度経済成長期以前には一般家庭ではほとんど作られることのなかった本格的な日本料理を庶民の身近なものにされました。

       

      ところが、その父の業績をある意味否定するような形で、現在の土井義晴さんは、「家庭料理はごはんと味噌汁でじゅうぶん」と語り始めたのです。

       

      ハフィントンポストのインタビューで土井義晴さんは、以下のようにおっしゃっています。

       

      ご飯を炊いて、あとは具だくさんのお汁を作ったら十分。家庭の料理は毎日、毎食、この一汁一菜でいいんです、という提案です。料理を作ることを義務だと感じている人、毎日の献立を考えるのが大変だという人にこそこれを実践してほしい。基本はご飯と、みそ汁。毎食これだけでもちゃんと健康は維持できるんです。

       

      献立の基本形は「一汁三菜」だと長いこと言われてきました。でも私はその常識をずっと疑っていたんですね。一汁三菜の成り立ちについて調べてみると、そもそもは神様へのお供えであり、お公家さんが食べるハレの日の料理なんですよ。ところがいつのまにかそれが和食の基本だと誤解されるようになってしまった。

       

      一方で、高度経済成長期以降の日本では、アメリカナイズされた豊かな食卓が庶民の憧れとされるようになりました。専業主婦の女性たちは目をキラキラさせて料理学校に通って、そこで覚えた新しい料理を家で披露するのが「いいお母さんの鑑」とされていたんですね。こういった要素が組み合わさって、家庭料理のハードルがだんだんと上がってしまったのが今の日本の食卓なんです。

       

      高度経済成長期に生まれた私には、僅かですが、土井さんがおっしゃるような当時の記憶が残っています。

       

      母や祖母と一緒に何種類もの料理を作って食卓に並べるのは、来客がある正月とお盆、地域のお祭りの日くらいでした。母は専業主婦で料理好きだったので、土井勝さんなどの料理本を見ながら和食や洋食を作り、夕飯には一汁三菜の献立が並びましたが、明治生まれの祖母が、「あんたたちは幸せだね。こんなにいろいろなおかずが食べられるなんて。昔はおかずなんて一品しかなかったんだよ」と繰り返し言っていたのを思い出します。

       

      祖母も含め、戦前は女性のほとんどが農業や商業などの職業に従事していましたので、専業主婦という存在が稀有だったこともありますが、一汁一菜の食卓では、そもそも「料理が上手い主婦」という概念さえなかったのではないかと思います。

       

      学生時代、しばらく下宿していた昭和一桁生まれの伯母の家では、メインが刺身か焼き魚か煮魚、野菜などの具入り味噌汁、漬物、というメニューが毎日でした。このメニューではせいぜい煮魚の味付けか漬物のつけ具合くらいが料理の腕にカウントされるくらいです。

       

      ■料理は簡素が当たり前、趣味の料理は週末か外食に、が女性を救う

      一汁一菜に象徴される簡素な料理、それでも忙しければスーパーの総菜やコンビニ弁当でじゅうぶん、という共通認識が日本でもスタンダードになれば、ただでさえ完璧志向の強い、働く女性の精神的負担がずいぶん和らげられ、男性も理想の結婚相手に「料理上手」を求めなければ婚活成功率も上がることでしょう。

       

      そのうえで、美味しいものを食べたければ、外食をしたり、手のかかる料理を趣味として週末に楽しめばいいでしょう。

       

      そして最も大事なのは、母親も父親も余裕をもって、家族全員が揃って笑顔で食卓を囲むことだと思うのです。

       

      前回の記事にも書きましたが、手間のかかる調理やお弁当作りが女性の美徳として褒め称えられ、それができない女性は妻や母として失格である、という社会的な刷り込みから、女性も男性も自由になる日が早く来てほしいと思います。

      | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 13:01 | - | - |
      人の不倫に騒ぐ前に、100年ライフを生き抜く夫婦関係構築を。
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        JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

         

        半年ほど前から楽天マガジンを購読しています。

         

        読み放題定額料金のため、料理関係の雑誌や経済誌など、以前から紙媒体で読んでいた雑誌はもちろん、男性向け週刊誌などこれまではほとんど手に取ることがなかった雑誌も読む機会が多くなりました。

         

        男性向け週刊誌では、政治や経済など時事ニュースの他、新刊本の書評や、ネットではほとんど読めない作家やエッセイストの方々の連載もあり、けっこう楽しみに読んでいるのですが、困るのがセックス関連の記事や劇画です。

         

        書評を読んでいるうちにいつの間にか「人妻の浮気」特集や、胸も露わにした性交シーンの描写に。劇画はもちろんのこと、シンガポールでは漢字を読める華人系の人も多いので、バスや地下鉄に乗っているときにこういう記事に当たるとどきどきしながらすぐに画面をオフにします。

         

        ■性的コンテンツが氾濫する日本

        地下鉄の中吊り広告ではグラビアアイドルが水着で挑発的なポーズをとって乗客をみつめ、浮気や人妻といった見出しが躍る。コンビニでは一般誌のすぐ隣に成人向け雑誌コーナーが設けられ、駅前の一等地には風俗店の猥雑な看板が並ぶ中、通学や塾帰りの子どもたちが平気でその前を通っていく。現役のアダルトビデオの俳優さんが地上波のテレビに出演して仕事を語る。

         

        日本ではごく普通の光景ですが、はっきり言って、世界的スタンダードでは異常です。

         

        シンガポールでは売春は合法ですので風俗店もありますが、場所が決められていて一般人が近づくことはほとんどありません。

         

        日本のような中吊り広告もありませんが、数年前、ある米アパレルブランドが上半身裸の男性のビル広告を出したときには、「猥褻である」と市民の猛反対に遭って撤去されました。

         

        テレビはもちろん、雑誌や漫画なども、成人向けのものは書店で立ち読みできないようしっかりと包装されて指定年齢未満の子どもは買えないようになっています

         

        性的嗜好は個人的な事柄ですので、幼児ポルノ等を除き法の範囲内で趣味を追求するのは大人の自由ですが、子どもはもちろんのこと、私のように普通に生活していてこのような情報に晒されたくないと思っている人も決して少なくないはずです。

         

        冒頭に書いたように、書評やエッセイを読んでいたら、いつの間にかおもしろおかしくセックスを扱う記事に辿り着いてしまったという話も、日本ならではの現象だと思います。

         

        ■浮気を奨励し不倫を叩く矛盾

        対照的なのは昨今の不倫バッシングの嵐です。

         

        当初は不倫とバッシングされながらも現在は理想的なカップルと称賛される、糸井重里さんと樋口可南子さん、沢田研二さんと田中裕子さん、政治家では船田元さんと畑恵さん夫婦などがいらっしゃいますし、夫婦の問題はあくまでも当事者にしかわからないことですから、昨今の報道は度が過ぎているとしか思えません。

         

        いっぽうで一般人の浮気や売春を煽り、いっぽうで有名人の不倫を徹底的に暴いて叩く。

         

        このいびつな情報が、子どもたちの目にも否応なく触れてしまう日本の現実を考えると暗澹たる気持ちにさせられます。

         

        ■「仕事とセックスは家庭に持ちこまない」が変えた夫婦像

        他国と比べて、日本には伝統的に性的な事柄に対して鷹揚な文化があることは私も理解しています。

         

        江戸時代の春画などは現代で言えばアダルトビデオと同等でしょうが、では、これがあちこちに氾濫していたかといえば決してそうではなく、「おばあちゃんが嫁入り道具と一緒にもってきて仏壇の奥にしまっておいた」というような扱い方をされていたと聞いています。

         

        70年代には文豪永井荷風作の春本「四畳半襖の下張」が裁判騒動になり、80年代、私が大学生の頃には「ビニ本」と呼ばれた成人雑誌がありましたが、文字通りビニールが被せてあって立ち読みなどはできませんでしたし、置かれている店も限られていました。

         

        それが現在のように性情報が市井に氾濫する状況に変わったのは、「仕事とセックスは家庭に持ちこまない」と公言したタレントさんの言葉の影響が大きかったように思います。同じ頃流行したCMの「亭主元気で留守がいい」というフレーズも同様ですが、夫婦間のセックスに対する考え方と同時に、性全体に対する日本人の態度が大きく変化したのはこの頃ではないかと感じるのです。

         

        ■ますます進む夫婦のセックスレス?

        ちょうど3年前、「夫婦の55%はセックスレス! 少子化の最も深刻な原因?という記事を書きましたが、残念ながらこの状況がこの間、劇的に好転しているとは感じません。

         

        それどころか、昨今の人妻浮気記事や不倫報道をみるにつけ、ますます悪化しているのではないかと危惧しています。

         

        最近、ある女性有名人が書かれた「セックスしたくないのならスキンシップでもいいから夫婦で話し合えばいい」という趣旨の記事を読みましたが、良好な夫婦関係を保つための基本の一つに性行為があるのですから、そこをスルーしてよいことにするというのは根本的な夫婦関係の解決にはならないのではないかと感じます。

         

        ■海外にみる夫婦のセックスレス回避の努力

        ただ、結婚して何年も経ってお互いに刺激がなくなったり、女性が更年期で物理的に行為が難しくなるという側面は確かに否定できません。

         

        これは特に日本人に限らず、どこも同じです。私の夫が定期的に読んでいるシンガポールの「Men’s Health」という雑誌には健康のためのトレーニングや食品メニューなどの記事と並んで、セックス関連の記事が定期的に掲載されますし、世界中で読まれている女性誌「Cosmopolitan」のサイトを見るとさらに具体的で驚きます。

         

        また、女性の閉経後の性欲減退や性交痛については、HRT(ホルモン補充療法)が有効ですが、オーストラリアの56%を筆頭に欧米では3040%程度の普及率なのに、日本ではわずか1.7%にとどまっているのです。

         

        100年ライフを生き抜くためには、強固な夫婦の紐帯が不可欠

        ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが共演した映画『Mr.Mrs.スミス』では、夫婦関係がうまくいかなくなったスミス夫妻が結婚カウンセリングを受けるところから始まりますが、その中で「セックスの回数は?」とカウンセラーが質問するシーンがあります。

         

        『チャタレイ夫人の恋人』のように、障がいや病気で正常な性生活が送れない夫婦であれば別ですが、そうでないのなら、夫婦がお互いに満足できる性生活を送ることは良好な結婚生活にとって非常に大切であると思います。

         

        特に、来る100年ライフを生き抜くに当たり、仕事やお金と同様、いや、それ以上にパートナーとの関係はますます重要性を増してきます。

         

        人の不倫や浮気を興味本位に騒ぎ立てるより、まず自分自身の夫婦関係を見直し、より良い関係を築く努力をすることこそが優先課題なのではないでしょうか。

        | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 14:54 | - | - |
        老後に備え「サステイナブル」に働くための自己管理法
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          ■日本橋で見たノー残業デーの過ごし方

          8月下旬の水曜日、お客さんと日本橋で待ち合わせをして食事に行きました。

           

          地下鉄日本橋駅とJR東京駅に挟まれた一角はサラリーマン向けの繁華街になっていて、大手チェーン店から個人経営の店まで飲食店で埋め尽くされています。お客さんが焼肉を食べたいというので、6時半くらいにここで焼肉屋さんを探し始めました。

           

          特にこだわりはないので行き当たりばったりで入ってみましたが、どの店でも即座に断られます。お店はがらがらで人っ子一人いないのに、予約で満席だというのです。4軒目でやっと「予約で埋まっているけど1時間半くらいなら」と条件つきで店に入ることができました。時間はすでに7時ちょっと前。この店もお客は最初、私たちだけでした。

           

          7時を回った頃からやっとぽつぽつお客さんが入り始め、8時前には言われた通り店は満席になりました。たまたま一番端の店全体を見渡せる席に座ったので客層を見ていたのですが、中年の男性ばかりの6〜10人くらいのグループが3組、20代男女の6人グループが1組、そして女性ばかり、いわゆる女子会の8名グループが1組でした。男女ともほぼ全員が白いシャツか薄い色のブラウスに濃色のズボンかスカートという同じような服装で、一見して近くで働いているサラリーマン&サラリーウーマンだということがわかります。裏原系インディーズブランドのデザイナー兼社長のお客さんと私の存在は、服装からして明らかに店の中で浮いていました。

           

          最初に言われた通り、8時過ぎにはラストオーダー、8時半には「もう時間なので」と言われて店を出されましたが、他のグループのサラリーマン&ウーマンたちはまさに宴たけなわ状態で、その後1〜2時間くらいは店にいたのではないかと思われます。逆に私たちはそのままお開きで、私は9時過ぎには家に着きました。

           

          水曜日は多くの企業でノー残業デーに指定されているため飲み会も多いのでしょうが、この晩の様子を思い起こすと、どう考えても週の半ばに早く帰宅して家族と過ごしたりゆっくり休養して疲れをとる、というノー残業デー本来の目的が達成されているとは思えません。百歩譲って飲み会でストレスを発散するとしても、スタートが遅すぎます。会社が5時から6時の終業時間であれば、遅くとも6時から6時半までに飲み会を開始すれば、一次会は9時前にはお開きになるでしょう。しかし、7時すぎから7時半のスタートでは最低でも9時半、二次会でも行こうものなら終電コースです。これではせっかくの充電日である水曜日も睡眠不足に陥り、週の半ばですでに疲れ切ってしまうこともじゅうぶん考えられます。

           

          ■「気力を起こすための体力」を支える睡眠時間

          元トリンプジャパン社長で、就任してから19年連続増収増益、売り上げを5倍にするという偉業を達成した吉越浩一郎さんは、私がたいへん尊敬する経営者の一人です。吉越さんが提唱してこられた「ノー残業」や「がんばるタイム」など、私の会社でもマネをして実践していることは少なくありません。

           

          その吉越さんの近著『気力より体力』では、日本人がなぜ長時間労働に陥り労働生産性が低いのか、という問題を、「気力では補えない体力が根本的に不足しているから」という切り口で語っておられます。やるべきことが山積している責任感の強いビジネスマンが何とか仕事を終わらせようとして睡眠時間を削って長時間残業をする、また、家に仕事を持ち帰ってまで仕事をする。これにより、仕事を完璧な状態で行う能力がじゅうぶん発揮できず、生産効率が下がってさらに長時間にわたり作業をしなければならなくなる。何とか「気力」で乗り切ろうとするが、「気力」を支える「体力(運動)・体質(食事)・体調(睡眠)」管理が欠けているため、ツルハシで穴を掘っているような状態になり、満足のいく仕事ができるどころか、仕事は中途半端になり、ますます自分自身の体力を消耗する悪循環に陥る、という主張です。

           

          上記の自己管理の中でも、これまで特に吉越さんが強調してこられたのが「8時間睡眠」です。

           

          睡眠は疲労から体と心を回復させるための最善の方法です。

           

          以前の記事にも書きましたが、睡眠時間6時間を切る日が続くと、脳の機能が低下し、酎ハイ数杯を飲んだ後と同じような状態になってしまうという研究があります。また、わずか5日の睡眠不足でも抑うつ状態に陥りストレス耐性が低くなるそうです。さらに、自殺する人の7割以上は睡眠時間が不足していることを自覚しており、寝つきが悪かったり、いったん寝ても途中で目が覚めてしまったりすることが多いというデータもあります。

           

          仕事をしていれば当然、ストレスもありますし、仕事量が一度に大量に増えることもあります。それを平常心でムリなく乗り切るためには、日頃から睡眠をしっかり取って、ストレスや疲れから自分自身を守る習慣をもつことが必要なのです。

           

          ■「バリバリでなくさくさく」仕事をし「サステイナブル」な生活を送る

          「残業は『百害あって一利なし』」と吉越さんは言い切っておられますが、気力だけで長時間労働をして時間あたりの生産効率を下げるより、労働時間をできるだけ短くし、体と心に余裕のある状態で仕事を「さくさく」こなす。がむしゃらに精神論で働く「ばりばり」ではなく、スマートに、軽やかに仕事をすることの重要性がこの「さくさく」という言葉につながっています。

           

          また、吉越さんは「サステイナブル(持続可能な)」という言葉を使われていますが、仕事は毎日が真剣勝負でありながら、スポーツの試合と違い、それが何十年にもわたって続いていきます。当然「サステイナブル」に長期にわたり真剣勝負を続けるためには、じゅうぶんな精神的、体力的な余裕をもたなければいけません。

           

          特に、少子高齢化社会で65歳まで、今後は67歳や70歳まで働かなければ引退して生活できるだけの年金を受け取れない時代にあっては、効率の悪い働き方や生活習慣で自分自身の体や心を損なうのではなく、いかに働くためのコンディションを整えて職業人としてサステイナブルな生活を送るかということを一人ひとりが真剣に考えなければならない時期にきていると思います。

           

          「老後を過ごすのにじゅうぶんなお金がないから死ぬまで働かなくてはならない」ではなく、「60代になっても生きがいをもって毎日楽しく充実して働くことができる」とポジティブに考えられる将来を迎えるために、まだ若いうちから、このような意識で自分自身を管理する習慣を身につけることこそが必要なのではないでしょうか。

          | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 13:30 | - | - |
          祝日を減らして有給取得促進が社員も会社もトクする理由。
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            JUGEMテーマ:国際社会
            来年度の会社カレンダーの打ち合わせをしていて、遅ればせながら今年から8月に「山の日」という祝日ができたのを知りました。海の日に続いて山の日という創設根拠希薄な祝日!? 今年は振替休日こそ少ないものの、1年間で16日も祝日があります。

            これを確かめようと、夫が会社からもらってきたカレンダーを見ていると、アジア・オセアニア諸国の休日一覧に目がいきました。ここで二度目のびっくり。日本の休日が異様に多いと思っていたら、中国とインドは若干少ないものの15日、マレーシアと韓国は17日、イギリス領だったときの祝日と中国の祝日が混在する香港では18日、タイにいたってはなんと22日もあり、いつの間にかアジア諸国の祝日が大インフレになっています。

            いっぽうシンガポールの祝日はわずか11日、ニュージーランドは12日、オーストラリアにいたってはたったの9日しかありません。2月8,9日は旧正月でシンガポールは土日と合わせると4連休でしたが、このくらいでもシンガポール人は大喜び。ゴールデンウィークやお盆休み、お正月休みに慣れ切って「今年はお正月休みが6日しかない」と不満が続出する日本から見ると雲泥の差です。

            一方で、祝日の多い国と少ない国を比較すると、有給休暇の取り方の差が歴然とあります。

            シンガポールでは有給をすべて消化するのは多くのサラリーマンにとってしごく当然。数少ない連休は自宅で家族とゆっくり過ごすか、近隣のマレーシアへのドライブくらいがいいところで、ほとんどの人は子供の学校の長期休暇中にまとめて1週間、10日といった家族旅行を楽しみます。その他にも子供の学校行事で休みを取る人は多く、先日も小学校の参観日に行ったら、半分以上が両親揃って参加していました。日本で学校行事に参加したことはありませんが、通常の参観日に父親が有給休暇を取って参加するケースはきわめて少ないのではないでしょうか?

            実は会社にとっても、このように社員が個別に休みを取るのは経営上、好都合です。ローテーションで少しずつ入れ替わりで休んでくれれば営業日が減ることはなく、さほど売り上げに影響を与えません。いっぽう、社員が一斉に休む祝日となると1日の売り上げが丸々なくなってしまうので、その分、他の営業日で必死に挽回しなければならないのです。

            社員のほうも、祝日が多くなればなるほど仕事がこなしきれなくなり、どんどん有給休暇がとりにくくなります。その結果、交通機関も宿泊施設も人であふれ、割高な料金になっている連休にしか休みが取れず、懐にも打撃を受けているのです。

            星野リゾートなどが祝日分散を提唱して政府に働きかけていますが、私はそれよりもまず祝日を大幅に減らしてシンガポール並みにすること、そして有給取得を事業主に対して義務化させ、使いきれずに残ってしまったら3倍で買い取る、というようなペナルティを課したほうがよいのではないかと思います。結果的に、祝日と有給休暇を合わせた総休暇日数は増えて社員がゆっくり休むことができ、効率的に仕事をこなせるようになって生産性が上がるのではないかというのが私の読みです。

            祝日削減と有給休暇取得の義務化をセットとして政策に掲げる政治家が出てきてくれるのを待望します。
            | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 07:20 | - | - |
            新年の抱負が挫折しそうなときに行うべき5つのポイント
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              2016年になってはや10日が過ぎました。新たな年を迎えるにあたり、正月休み中に1年の抱負や目標をたてた方も多いと思いますが、仕事始めから1週間がたち。そろそろ壁にぶつかっている頃合いではないでしょうか。
               
              実は私も元旦に2016年の目標をたてました。これまで毎年、経営する会社の経営計画は必ずたててきましたが、プライベートまではとても手が回りませんでした。しかし、今年は仕事でも私生活でも大きな変化を迎えることが決まっているため、久しぶりに年間の目標をたててみました。そして、確実に実行できるよう、会社の経営計画と同じやり方で作り、実行してみることにしたのです。
               
              今回は、会社の経営計画の実行方法をもとに、挫折しないで続けられる目標設定と実行の方法を紹介してみたいと思います。
               
              1.目標を細分化・具体化してみる
              会社の経営計画と個人の目標の最大の違いは、数にあると思います。
               
              会社では「年間売上を○○億円にする」と決めても、それだけでは目標達成は絶対にできません。その目標を達成するために、どの分野への売り上げをどれだけ伸ばすとか、どのような新商品を導入してアップさせるかなど、具体的にしなければならないことを細かく目標にいれこんでいきますので、必然的に数が多くなっていくのです。
               
              「ダイエットをする」という目標をたてたのであれば、具体的に、ジムへ週2回以上通う、毎日食べたものの記録をつける、などのサブ目標をたててつけ加えます。そうするとより目標がはっきりしたものになり、達成できる確率が高まります。
               
              2.目標の見える化・数値化をしてみる
              1に通じますが、会社で目標をたてるときに、それが達成できているかどうかの成果を測定するのに有効なのが「数値化」です。
               
              例えば、「ダイエットをする」という目標をたてた場合、まず、1年間で何kg痩せたいのか、という具体的な数値を出します。次に、その達成状況がどうなのかという進捗を図る目標を加えていくのです。例えば「5堊蕕擦襦廚任△譴弌6月までに3圓任后1月の終わりに0.5埖僚鼎減っていれば進捗状況は100%となり、「来月もがんばるぞー」と努力を続けるパワーが沸いてきます。
               
              具体的に現時点でどのくらい目標達成できているかを測定する目標の「見える化」が、挫折せずに続けるうえで非常に大事なのです。
               
              3.期間を決めて目標の見直しをする
              どんなに素晴らしい計画をたてても、ただたてるだけでは目標倒れに終わることが少なくありません。1年が終わって「今年もだめだった」とうなだれるだけでは何年やっても同じですから、できるだけ実現するように実行の仕方を考える必要があります。
               
              会社では目標を達成するためにPDCAPLAN計画・DO実行・CHECK見直し・ACTION改善)というサイクルを回していきます。計画倒れのほとんどは、Cの見直しとAの改善を行わないのが原因です。
               
              例えば、健康のために毎日1万歩以上歩くと決めたとします。ところが仕事が忙しかったり、体調を崩したりで1週間のうち平均2日しかできなかったとしたら、目標を毎日ではなく3日に再設定して実際にできるようにしていくのです。この場合、目標が少し低いものになってしまいますが、ゼロよりはずっとましです。
               
              この見直しは、会社では通常、半期(6か月ごと)や四半期(3か月ごと)に行いますが、プライベートの目標でしたら1か月に1度でもいいですし、毎週日曜日の夜でもかまいません。目標をたてたことを忘れないという意味でも比較的頻繁に行ったほうがいいと思います。
               
              4.日常生活の時間配分を見直してみる
              「毎日1万歩歩く」という目標がなかなか達成できていないとします。仕事から帰ってきて夜足りない分を歩くと決めていても、仕事が忙しくて残業があったり、風邪をひいてしまって夜出るのがおっくうになってしまったりでなかなか実現できない場合、思いきって夜ではなく朝行うというように変更するのです。
               
              朝早く起きるのはこの時期少しつらいかもしれませんが、例えば朝、15分早く起きて家を出、隣の駅まで歩き、足りない分を夜、1駅手前で降りるというような工夫をすればそれほど無理をしなくても達成できるはずです。
               
              3日坊主になる最大の理由は面倒になってついつい後回しにする、ということです。会社では絶対に達成しなければならない必達目標は期の最初から始めますが、日常生活でいえば1日の最後である夜から朝にもってくることによって、だいぶ達成率が違ってくるはずです。
               
              5.年間スケジュールをたてて見直してみる
              例えば、「資格をとる」という目標をたてた場合、多くの資格試験は毎月実施されていません。半年に1度のものもあれば、1年に1度しかない試験もあります。その場合、漫然と1月から勉強を始めても途中で飽きてしまいますので、例えば、何月までにテキストの何ページまでを終わらせる、という年間スケジュールをたてることが大切になってくるのです。
               
              3で説明したように、もしも計画通りに勉強が進まずたまってきてしまったら、次の月にもう少し分量を多くするなど、また見直し・変更を加えていきます。最悪の場合、試験を受ける時期を次にずらすということも視野に入れます。その場合、ただ先送りにするだけでなく、次の試験に向けて再度勉強スケジュールを組み直すことが大切です。
               

              ここまで5つのポイントを説明しましたが、会社の経営計画でも、目標のすべてを達成することはなかなか難しいのが実情です。ですが、毎年必ず目標をたて、繰り返していくことにより、少しずつ目標達成能力が身についていきますし、何より、毎日の仕事に張り合いが出てきます。
               
              仕事はもちろんですが、プライベートでも、漫然と過ごすだけでなく、目標をしっかりともち、挫折を繰り返しながらもあきらめずに続けていくことで、少しずつ自分の理想の生活を手に入れていくことができると思うのです。
               
              2016年はまだ356日も残っています。 ぜひ今年1年の抱負がかないますよう、私も頑張りたいと思います。
              | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 12:43 | - | - |
              ストレスチェックの前に睡眠時間チェックをしてみよう。
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                12月から社員50人以上の企業に、年に1度の従業員のストレスチェックが義務づけられました。ニュースでは企業の人事担当者が、「ストレスがある」と診断された場合仕事量を減らすなどの対策も考えなければならないと、困ったような表情で語っていたのが印象でした。

                もちろん、ブラック企業のように法律で定められた以上の時間外労働を強制したり、とうてい達成不可能なノルマを課すなど、常識を逸脱する勤務や成果を従業員に求めている場合は別ですが、最近の会社員のうつ病多発には仕事からくるストレス以外の要因も大きく働いているのではないかと感じています。

                ■睡眠時間が5時間を切る日が続くとチューハイを数杯飲んだときの脳と同じ状態に
                12月18日付の日経ビジネスオンラインに伊藤和弘さんによる『睡眠時間6時間以下の人は死亡率が2.4倍に』という記事が掲載され多くのアクセスを集めていました。この記事によると、日本人はOECD諸国の中でも睡眠時間が短く、特に40代〜50代の方の睡眠時間は7時間を切っているそうです。また、睡眠時間が5時間を切る日が続くと、脳はチューハイを数杯飲んだと同じくらい機能が低下するという話が紹介されていました。このように睡眠不足で脳が疲れた状態で仕事をしていれば当然仕事の能率は上がらず、残業が増えてしまう。そしてまた睡眠不足になる、という悪循環に陥っているような気がしてなりません。

                ■不足する睡眠時間を補う昼寝の時間がなくなった
                この記事では睡眠不足を補う方法として「昼寝」が推奨されています。10分〜20分の昼寝をすることで睡眠不足で疲れた脳が覚醒し、またせっせと働き始める効果を期待してのことですが、確かに昔は、昼休みに自分の机や会社のソファなどで仮眠を取る人がけっこういました。また、朝晩の通勤や昼間の電車やバスでもうたた寝をしている人が多かったのですが、最近はめっきりみかけなくなりました。みなさんスマホ画面にかじりついていて、とても寝るヒマがない様子なのです。

                ■自殺者の平均睡眠時間は5時間!?

                国立精神・神経医療研究センターが睡眠不足の精神面への影響を調べる研究を行ったところ、わずか5日の睡眠不足で、不安と混乱が強まり、抑うつ感が強まることが判明した。研究対象となったのは健康成人男性である。ストレスもなく元気な人であっても、睡眠不足の場合、脳はうつ状態や強いストレスを受けた状態に近くなるのだ。

                こちらの記事によると、特に日本の働く女性の睡眠不足は顕著だといいます。仕事や生活に特にストレスはなくても睡眠不足によりストレスを受けたのと似た状況になってしまうのであれば、少しでもストレスがかかったらうつなど深刻な状態になってしまうであろうことは想像に難くありません。実際、うつ病と診断されて仕事をやめた女性で、数週間から数か月も休むと、すっかり健康になって就職活動に励んでいるのを見たことのある人も多いのではないでしょうか。逆にそのまま睡眠不足の生活をしているとどんどん心身のバランスをこじらせて最悪の結果に至る可能性もなきにしもあらずなのかもしれません。

                記事では厚生労働省の調査結果として、自殺者の就寝時刻は深夜1〜2時、自殺者の多くが睡眠不足を自覚していて、平均では5時間程度しか睡眠をとっていないと紹介されています。

                ■十分な睡眠時間をとれば短時間で仕事が終わり、プライベートも充実
                ちょうど今月、私も身をもって睡眠の大切さを感じました。1週間だけでしたが子供を日本の保育園に預け、子供といっしょに毎日8時間たっぷり睡眠をとる生活をしてみたのです。お迎えの時間があるので残業ができない、という適度なプレッシャーも幸いしてか、日中は驚くほど仕事の効率が上がりました。家ではゆっくり子供と過ごし、夜のネットサーフィンやスマホともほぼ無縁な生活を送ったところ、精神的にもゆとりができ、毎日、非常に幸福感で満たされました。私は普段から最低6時間以上は眠るように心がけているのですが、8時間睡眠がこれだけいいこと尽くしなら、ぜひ続けたいと思ったのです。

                ■「おやすみモード」の活用で深夜スマホをなくす
                睡眠8時間生活を送るにあたって、最大の障壁はスマホだと思います。ネットサーフィンをしていいるだけでも時間は矢のように去っていきますが、FacebookやLine、Twitterはスマホで通知が届くとついついのぞいてしまい、どんどん睡眠に充てられる時間が減っていきます。これを防ぐには通知や着信を一定時間しないようにしてくれる「おやすみモード」が便利。最近、私は夜9時から朝6時までおやすみモードを設定しています。SNSで友人とコンタクトを取る時間は減りましたが、その分、しっかり睡眠時間が確保できています。

                たかが睡眠、されど睡眠。たっぷり体と頭を休めて仕事もプライベートも充実させるには、まず、よく寝ることを第一に考える必要があるのではないでしょうか。
                | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 19:45 | - | - |
                男性の育児休暇には、休暇中の給与の全額補助を
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                  23日の日経新聞に男性育休促進へ助成金、という記事が掲載されていました。

                  この記事によると、厚生労働省は企業向けの男性の育児休暇取得の促進のため、出産から8週間以内に5日以上の育休を取得した男性社員がいる企業に1人目は30万円、2人〜5人目には15万円を助成する制度を新設するそうです。

                  私は男性の育休取得促進にむけて国として対策をとっていくという方向性には大いに賛同します。子供が生まれてまもなく、夜泣きや授乳など妻が一番大事なときに夫が休暇をとって育児に専念することにより、妻の精神的・身体的な負担が低減するとともに、その後の夫の子育て参加への意識も大きく変わると思うからです。

                  ただし「会社に助成金」「生後8週間以内」という点に若干のひっかりを感じました。

                  ■男性の育休中は5日間まで給与の全額補償を
                  つい最近、私の会社でも初めて男性が5日間の育児休暇を取得しました。

                  仕事が忙しかったので本人も最初は遠慮していたのですが、「遊びで休むわけではないのだから、1日中育児をしてきちんと働いてきなさい」と説得したのです。その結果、5日後には「がんばって育児してきました」と目を輝かせながら仕事に戻ってきてくれました。

                  しかし、問題はお給料です。申請すれば育児休業給付金が67%支給されますが、1/3はカットとなります。例えば、額面が30万円、月20日勤務の人であれば、その差額は約25,000円(税金も減りますので実際にはもう若干少なくなりますが)。出産、育児とただでさえ出費が多い時期に、夫がこれだけの収入減になるのであれば育休取得を躊躇する人が多くなるのは当然です。わが社の場合はこの差額分を私のポケットマネーで捻出しましたが、少し大きい会社となればなかなか難しいのではないかと思います。

                  まずは本人に、男性の場合5日間までは、育児休業給付金を全額支給という制度のほうが望ましいと私は思います。(シンガポールでは6日間まで男性の育児休暇が全額政府負担です)

                  ■生後半年間まで取得できる期間の延長を
                  もう一つ、わが社の社員の場合、子供が超未熟児で生まれたため、3か月近く入院していました。この間、彼は足しげく病院に通ってはいましたが、もしも8週間以内ということであれば、仮に育休を取ったとしても実際の育児はできなかったはずです。最近は医療技術の進歩により、このようなケースが周囲にもけっこうあります。

                  また、男性が育休取得をためらう大きな理由の一つは、職場に迷惑をかけるからというものです。特に、年度末や繁忙期などであれば一層、遠慮して取りにくくなるでしょう。周囲がカバーすれば1人くらい休んでも何とか仕事が回る時期を選べるという意味で、8週間に限定せず、ある程度時期に余裕をもたせ、半年以内の取得ということにしたらどうでしょうか? 

                  ダイキン工業をはじめ、女性の6か月後の職場復帰を推奨している企業も増えてきており、育児休業給付金も6か月後には50%に下がりますので、このタイミングで男性が育休を取って、夫婦が協力しあって子育てする体制を整えるという意味でも、生後半年までの取得期間の延長には意味があると思います。

                  ■女性の育児休暇取得にこそ会社への支援を
                  以前の記事にも書きましたが、中小企業の経営者が頭を悩ませているのは、男性の育休よりもむしろ女性の育休のほうです。

                  限られた人員の中で貴重な戦力が長期間育休を取り、その間の人員補充もままならないなか、仕事のしわ寄せは同僚の女性たちを直撃します。そんな状況で、女性が安心して育休を取って子育てに専念し、周囲も温かく見守れるよう、補充人員採用の支援や、育休期間中の他の社員への手当てとする財源作りのための助成など、もっと行政ができることは多くあるのではないでしょうか。

                  ただ男性の育休を奨励するために企業に多額の助成金を支給するより、より具体的で実効性のある施策をさらに検討してほしいと切に願います。
                  | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 19:58 | - | - |
                  ヨーロッパ人に学ぶ、本当に贅沢な休暇の過ごしかたとは?
                  0
                    今年の夏休み、日本から訪ねてくれた友人夫妻と、マレーシア、ティオマン島のリゾートに行ってきました。
                     
                    シンガポールは国土が東京23区程度の非常に狭い国なので、旅行=海外旅行です。中でも車で簡単に行けるマレーシアは手軽な週末旅行先。シンガポールに近いリゾートは、東京から伊豆に遊びに行くような感覚です。また、ティオマン島へのフェリー乗り場があるタンジョン・ガモック港は、首都クアラルンプールからもシンガポールからもちょうど同じくらいの距離で、シンガポールからはもちろん、クアラルンプール経由でも世界各国からの観光客が訪れます。
                     
                    今年5月にティオマン島に1泊旅行をして美しい海とサンゴ礁に魅了され、今回は2回目。前回は少し大きめのリゾートで中国人団体観光客が多く騒がしかったので、こじんまりしたリゾートを選びました。
                     
                    ■何もしない休暇を楽しむヨーロッパ人
                    このリゾートで3日間を過ごして驚いたのは、フランス人が非常に多かったこと。オーナーの話では、フランス人が宿泊客の70%、それ以外の国も含めると約90%がヨーロッパ人で、オーナー自身も当初はこんなにヨーロッパ人ばかりになるとは思っていなかったとか。
                     
                    リゾートにはテレビがなく、音楽もかかっていません。Wi-Fi接続もロビーのみ。お土産を売るショップもなく、シュノーケルセットをレンタルする小屋があるくらい。近くの村へは20分ほど歩けば行けますが、大半の人は出かけることもなく、リゾートのプライベートビーチで泳いだり、本を読んだりして過ごすか、コテージの部屋でくつろいでいました。ちょうどピーク期で満室状態だったにもかかわらず、リゾート全体がとにかく静か、という印象を受けました。
                     
                    また、リゾートとはいえ建物や装飾はシンプルでかなり質素。宿泊代は若干高めなものの、食事はリーゾナブルな値段でボリュームたっぷり。ここでのんびり過ごす分にはほとんどお金を使わずにすみました。実際、2部屋続きのコテージの隣の部屋にはイギリス人のゲイカップルが宿泊していましたが、夕食のときも見かけませんでしたので、何か部屋に持ちこみで食べていたのかもしれません。東南アジアのいろいろなリゾートに行きましたが、ここまで宿泊客が何もしないリゾートというのは初めて見ました。
                     
                    ■子供のうちから「何もしない」贅沢を覚える。
                    このリゾートのもう一つの特徴は、家族連れが多いこと。どの部屋にもダブルベッドの他に子供用の2段ベッドがあり、小さい子供たちからティーンエージャーまで、たくさんの子供たちが何もないリゾートライフを満喫していました。
                     
                    6歳になったばかりの我が家の娘も、初日の晩、さっそく同じ年頃のフランス人の子供たちをみつけて遊び仲間に。翌日、シュノーケリングツアーで子供たちの家族と一緒になったので(このツアーだけは宿泊パッケージ込のため半数くらいの人が利用していました)聞いてみたところ、シンガポールに駐在している夫婦と、訪ねてきた妹夫婦の家族だそう。4人の子供たち+我が家の娘は、いっしょに泳いだり、砂遊びをしたり、最終日はあいにくの雨だったため、ロビーで絵を描いたりして遊んでいました。
                     
                    テレビなし、ゲームなし、You tubeなし、ショッピングもなしだったのですが、ふだんシンガポールでどっぷりこれらに使っている娘も、裸足で砂浜を走り回り、本当に楽しそうでした。何もしないことこそが贅沢であることを、子供の頃からヨーロッパ人は教えられているのだなと、この子供たちの姿を見て改めて思いました。
                     
                    ■「ふなばしアンデルセン公園」にみる日本でも変わってきている休暇の過ごし方
                    少し前になりますが、世界最大級の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーの「2015日本のテーマパーク」ランキング3位に船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」が選ばれて話題になりました。
                     
                    トップ2は言わずと知れた東京ディズニーランドと東京ディズニーシー、4位にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン、5位には富士急ハイランドがランクインする中、全国的にはまったく無名のこの公園が選ばれたのです。関係者からも「信じられない」という声が上がるほど意外なランクインだったそうですが、日本人の休日の過ごし方も少しずつ変わってきているのではないかと感じました。
                     
                    ふなばしアンデルセン公園は公営だけあって、入場料が大人900円、小中学生は200円、幼児は100円と格安です。広い敷地内には、アスレチックコースあり、水遊び広場あり、版画や染織りなどの体験プログラムあり、童話の読み聞かせプログラムありと、追加料金なしで子供たちがのびのびと1日遊べるアトラクションが多数取り揃えられています。乗馬やミニカー、ボートなど、有料のアトラクションもありますが、こちらも100~300円と手ごろ。
                     
                    有名テーマパークで炎天下、長蛇の列に並び、駐車料金や食事代、おみやげ代などを入れて111万円以上も使うことを考えたら、ふなばしアンデルセン公園ではほとんどお金を使わず1日めいっぱい遊べます。こんな休日を過ごす人が着実に増えていることを示すベンチマークが、今回のランクインだったのではないでしょうか。
                     
                    ■子供も大人も、時間を気にせずゆっくり過ごせる贅沢を。
                    昨年の夏休み、我が家の娘は東京で1週間を過ごしました。お台場の観覧車やスカイツリー、お祭りなど、子供が喜びそうないろいろな観光名所に連れていったのですが、娘が一番喜んだのは何と「木場公園」。ここの無料の水遊び広場に毎日のように行きたがったのです(実際、3日連続で行きました)。
                     
                    1年たった今でも娘が口にするのはこの広場のこと。今年の夏、去年の夏を思うにつけ、時間を気にせず、思いきり同年齢の子供たちと遊ぶことのできるひとときこそ、子供にとってかけがえのない思い出になるのではないかと思います。
                     
                    いっぽうの大人も、大枚をはたいて行楽にでかけ、渋滞や行列に耐えて家族サービスをし、リフレッシュするどころか仕事に戻るとほっとするようなお休みより、観光もグルメもなく、何もしないでゆっくりできるようなバケーションスタイルで過ごす人が確実に増えている気がします。近年のキャンプ人気もこんなトレンドを象徴しているのではないでしょうか。
                     
                    もうすぐシルバーウィークが始まりますが、日本の休日は年々増加しており、有給休暇の取得も国をあげて取得率を上げるためのPRが行われています(10月は年次有給休暇取得促進月間)。しかし、手取り収入はなかなか上がらず、生活は苦しくなっているのに休みだけが増え、「今度の休みはどうしよう・・・」とため息をついている家庭も多いと思います。
                     
                    日常生活では時間に追われ、ネット情報にふり回され、洪水のように流れてくる広告で要らないものもつい欲しくなってしまうような豊かな時代に生きている私たちだからこそ、もう一度、ヨーロッパ人に見習い、本当に贅沢な休暇の過ごし方を考え直すときに来ているのではないかと感じます。
                    | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 19:07 | - | - |
                    インド人に見習う、スマホラジオで、お家朝活。
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                      本日は夏至。1年の中で一番太陽エネルギーによる気が充満し、人間の内なるエネルギーも高まるとそうです。朝も4時から4時半くらいには明るくなっていますので、日頃から「朝型の習慣を身につけたい」と思っている人は今がチャンス! ぜひ朝活に挑戦したいものです。

                      ■インド人の朝活がすごい!
                      いっぽう昨日6/21は「世界ヨガデー」。ヨガ発祥の地インドでも、モディ首相が参加して市民と一緒にヨガを実践しました。

                      私は昨年、仕事で初めてインドに行ったのですが、驚いたのが会社の始業時間がとても遅いこと。ムンバイ周辺では午前10時〜11時前後(終業時刻も夜8時〜9時くらいでラッシュアワーは夜8時過ぎから始まります)。よほど夜型の人が多いのかと思いきや、意外とみんな早く寝るそうで、実は朝型の人が多いのです。

                      家具メーカーIKEAが行った8都市8,292人の朝の行動についての調査によると、起きてから出かけるまでにかかる時間が最短なのは上海人(56分)、最長なのがムンバイ人(2時間24分)だそう。インド人が上海人の2.5倍以上の朝の時間を何に使っているのか取引先に聞いてみたら、お祈りをしたり、ヨガをしたり、家の片づけをしたりと朝はフルに活動するそう。ここはぜひ見習いたいところです。

                      ■ヨガの代わりにラジオ体操
                      とはいえ、さすがに朝からゆっくりリラックスして30分ヨガをする時間はなかなかとりにくい。そこで私が最近始めたのが、ラジオ体操です。

                      ラジオ体操といえば夏休みの子供たちの日課。朝6時半から10分間、うっすらと汗ばむくらいの軽い運動をすると、体がしっかり起きてくれます。ラジオ体操はご存じの通り第一と第二がありますが、腰を曲げたり腕を回したりする運動が多く、オフィスワークの肩こりや腰痛をほぐすのにはぴったり。

                      また、第一と第二の間には首を回す運動があり、こちらも肩こりに効果あり。時間がないときは第一だけにしてもだいぶ1日のすっきり感が違うような気がします。

                      ■スマホでラジオが朝活に最強の味方

                      私が気楽にラジオ体操を始められたのは、スマホにアプリ「らじるらじる」をダウンロードしたから。以前ラジオを聞くのは車を運転中くらいでした。でもこのアプリを入れてから、ニュースもテレビではなく、ラジオにして家事などをしながら聞くようにしたら、とても有効に時間が使えるようになったのです。また、6時のニュースが終わると自動的にラジオ体操が始まるのでテレビのようにチャンネルを変える必要もなく、自然に体操モードに。

                      スマホ用では他にも民放各局のラジオが聞ける「ラジコ」というアプリもありますので、ラジオ体操の後は別のラジオ局の放送を聞いています。持ち歩けますから、ラジオを聞きながらお弁当を詰めたり、身支度をしたり、朝の時間をフル活用。気になる番組があったら、そのままイヤホンをつけて出勤時にも聞き続けられます。

                      朝活のお供に、ぜひスマホを活用してみてはいかがでしょうか?
                      | 後藤百合子 | ワークライフバランス | 19:00 | - | - |
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