ASIAN NOMAD LIFE

日本、香港、中国で生活・仕事をしてきてシンガポール在住7年目。
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1日15分、3,996円でTOEIC700点のビジネス英語をマスターする方法
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    JUGEMテーマ:海外進出
    最近、私の周囲でも「海外営業でどうしても英語が必要なので、英会話学校に通って必死に勉強している」と嘆くビジネスマンが増えてきました。
     
    通常の量の仕事をこなしながら何とか時間を捻出して学校に通い、家族との時間や睡眠時間を削ってまで勉強する努力には頭が下がりますが、同時に、もっと時間やお金をかけずに簡単に実践でビジネス英語をマスターできる方法があるのに、と残念に思います。
     
    ただでさえしなければならないことが山のようにあるビジネスマンが必要に迫られてビジネス英語をマスターしなければならない場合、最低限の時間とコストで、実戦で使えるビジネス英語を使えるようになるコツをお伝えしたいと思います。
     
    ■ビジネスメールに不可欠なのは読む・書く最低限の英語力のみ
    日本国内でも同様ですが、国際ビジネスのやり取りの大半はメールです。電話で会話する必要性はごく少数の例外を除き、皆無と言ってもよいでしょう。
     
    メールのやり取りで必要な英語力は「読む」力です。ただ、「読む」といってもしょせんメールですので、相手は論文のように複雑難解な文章を書いてくるわけではありません。「簡潔に」「要点を絞って」書くのが世界的な常識です。
     
    最近はビジネスメールもスマホで送る人が増えてきていますのでより短く、定型的になっています。ですからビジネスメール読解には最低限の英語力と、業界の専門用語さえわかれば読解は決して難しくありません。
     
    返信も同様です。こちらもメールの定型に則って最低限の英語さえ書ければ、必要じゅうぶんなメールのやり取りはできます。
     
    ■商談や展示会では聞く力がポイント
    外国人とのビジネスで最大の難関は、商談や展示会など実際に対面して会話をする場面でしょう。「言葉が通じなかったらどうしよう?」とずいぶん前から戦々恐々としている方も多いと思います。
     
    しかし商談は、基本的には自分の最も得意なビジネスの分野のことを話す機会です。このような場面で一番重要なのは専門知識。必要な用語さえ英語で知っていれば、相手もプロですから、多少文法や発音が間違っていても通じてしまうことがほとんどです。
     
    また品質や価格など細かい交渉が必要な件については「後ほどメールで返信する」と伝えておけば、口頭で答える必要もありません。相手が話していることをきちんと聞き取ることさえできれば、話す能力はそれほど重要ではないのです。
     
    ■ことわざやイディオムは覚える必要なし。
    ある統計によると、世界人口70億人のうち、英語ネイティブはわずか3.9億人。しかし、英語が話せる人は17.5億人もいるそうです。世界で英語を話す人は4人に1人になりますが、生まれつき英語を話している人はさらに少なく、そのうち4人に1人未満。逆に言えば、英語を話す人のうち、4人に3人は日本人の私たちと同じく、ふだんは自分の国の言葉を話している人たちなのです。
     
    当然、アメリカやイギリスなどをメイン・マーケットとしない限り、英語ネイティブと話す機会のほうが圧倒的に少なくなります。逆にいえば、英語を外国語として話す人とビジネスをする機会のほうが多いということです。
     
    その際、留意したいのが、イディオムやことわざなど。大学入試や英検の問題によく出てきますし、英語の上達本やNHKの「ビジネス英会話」などでも、「こういう言い回しを知らないとネイティブと話が通じない」的な紹介のされ方をよくされているので、ビジネス英語に不可欠だと思ってしまっている人もいるのでは。
     
    が、そもそも日本語でも、ビジネスシーンでことわざや四字熟語を使うことはあるでしょうか? 「ここは歯に衣着せず製品の感想をおっしゃってください」とか「捲土重来で売り上げのV字回復を目指したいものです」なとどという会話を、少なくとも私は商談でしたことはありません(「歯に衣着せず」は「率直に」、「捲土重来」は「もう一度」で十分です)。ましてや、外国人同士が慣れない言葉でイディオムやことわざを多用しているというのは、オタク同士でもない限りないと考えていいでしょう。
     
    米英のインテリと議論したいのなら別かもしれませんが、実践の場で使われる頻度の低いイディオムやことわざは、必死に覚えてもただの宝の持ち腐れ。最初から覚える必要はないと思います。(ただし、in terms of や for the time beingなど、ビジネスでよく使われる最低限の言い回しは必須です)
     
    ■「文法間違い」「日本語訛り」は気にしない。
    「正しい文法」「ネイティブのようなきれいな発音」を目指して勉強している方もいらっしゃいますが、これらもビジネス英語にはほとんど必要ありません。
     
    ビジネスの場で三人称単数の動詞に「s」がついていなくても訂正する人は誰もいませんし、日本語訛りなどかわいいもの。シンガポールでは世界中からやって来た人々が、それぞれのお国柄で訛った英語を堂々と話しています。また、英語ネイティブでもロンドンのホックニー訛りなどは、聞き取れない人々がたくさんいます。相手がどうしても聞き取れないようであれば、一語一語スペルを読み上げればわかってもらえます。
     
    文法や発音を気にする時間があるのなら、その分、商品のマーケティングや開発に時間をかけたほうがよほど売り上げが上がるはずです。
     
    NHKラジオ講座「基礎英語3」修了でビジネス英語はじゅうぶん。
    上記を総合して私がお薦めしたいのは、NHKラジオ講座「基礎英語3」の学習です。
     
    「基礎英語3」は、中学3年生レベルの文法と実践のコミュニケーションスキルのコンビネーションを勉強すると謳っていますが、テキストを見る限り、ビジネス現場で実際に使われるのとほぼ同程度の英語レベルです。これを115分、1年間続ければ自然に英語の構造が頭に入ってくるはずです。
     
    最初から「3」が難しいというのであれば、「基礎英語1」や「基礎英語2」から入ることもできます。ただし、こちらは中1、中2の文法レベルですので、CDつきテキストでさらっと流せばいいでしょう。
     
    「基礎英語3」だけで済むようでしたらamazonKindle版で1か月のテキスト代が333円から。途中で投げ出さずに続ければ、1日たった15分、年間わずか3,996円で実戦で使えるビジネス英語が確実に身につけられるはずです。TOEIC700点程度も楽勝でしょう。
     
    ■英語を自己満足で終わらせないために
    海外で国内と同じようにビジネスをしようと思ったら、英語は絶対に必要です。しかし、同時に、ビジネス英語では私たちの母国語である日本語と同レベルの英語力を決して求められることはありません。
     
    反対に、ビジネスの内容、つまり商品やサービスには国内とはまったく違った、場合によっては日本以上のクオリティが求められることがしばしばあります。海外ビジネスの成否はひとえにこの顧客ニーズを満たせるかどうかにかかっていますので、ビジネス英語取得にかける時間とコストは最低限に抑え、本来のビジネスに力を注ぎたいものです。
     
    | 後藤百合子 | グローバルビジネスと人材 | 14:00 | - | - |
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