ASIAN NOMAD LIFE

日本、香港、中国で生活・仕事をしてきてシンガポール在住7年目。
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クオリティ・オブ・ライフを高める料理スキル習得のススメ
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    この週末、自分のクックパッドページを更新していたところ、これまでに掲載したレシピが400になり、統計データが表示されました。

     

    それによると、合計閲覧数は170万回超、平均閲覧数は1レシピあたり4,250回超。自分自身のレシピ備忘録として5年ほど書き続けてきましたが、本来の目的が自分用なので、他のみなさんのように写真入りで作り方を懇切丁寧に書いてあるわけでもなく、材料の量もけっこう適当(笑)です。にもかかかわらず、私のような素人のレシピをこれだけの方が読んでくださった方がいると思うと、ありがたいと思う反面、かなり驚きました。

    改めてインターネットの威力の大きさを感じると共に、これからの生活における料理スキルの重要性を再認識した次第です。

     

    ■倹約志向、引きこもり生活にマッチする自宅料理とクックパッド利用6千万人

    国交省の調査によると、近年の傾向として外出する人が減り、2015年の調査では外出率が平日80.9%、休日59.9%と1987年以来最低の水準になったそうです。 

     

    この記事中では、高齢者が増えたことと若年層の外出率が低下したことが主たる原因だと分析されており、特に、若者は高齢者よりも移動回数が下がって「元気でアクティブな高齢者」と「自宅でじっとして動き回らない若者」とのコントラストがくっきりと示されています。

     

    「若者が車を欲しがらない」「若者が家にひきこもってばかりいる」「若者が消費に興味を示さない」というような調査や論評がここ数年、メディアを賑わしていますが、上記の調査も自宅で自足する若者像を補強するものでしょう。

     

    しかし、給料やボーナスも多ければ物価も高く、高級車でドライブ、高級レストランやホテルで食事や宿泊、身につけるのは高級ブランドと、際限ない欲望消費に踊らされたバブル時代を20代に経験した身からすると、現在の若年層の方々は、給料もボーナスもそこそこかもしれませんが、堅実に、必要なものだけを取捨選択し、地に足のついた生活を送っているようにみえます。

     

    そして、そのような「ひきこもり」生活の中で、クックパッド月間利用者数が6千万人を超え、日本人の2人に1人はクックパッド利用者=料理に興味がある人、となっている状況をみると、料理スキル向上がこれからの私たちの生活の質そのものの向上に不可欠になってきているのではないかと思われるのです。

     

    ■これだけある料理のメリット  

    こちらはクックパッド蠅旅告資料による利用者の内訳ですが、20代から50代までほぼすべての年代で均等に利用者がおり、未婚率は約30%。家庭の主婦だけでなく独身の方も利用していることがわかります。男性も6%と数は少ないながらも一定数います。

     

    私自身も大学入学時から自炊を始め、料理歴は35年になりますが、当時クックパッドのようなサービスがあれば間違いなく利用していたと思います(現在は利用といっても書くほうが主ですが)。またその間、結婚している期間はもちろん、一人暮らしのときも料理を作らない時期はありませんでした。

     

    私が料理をする最大の理由は、自分が食べたいものを作って、食べたいときに自分が好きなように食べたいからですが、それ以外にも料理するメリットを数えあげたらきりがありません。 例えば、外食ですと材料に何が使われているかわかりませんが、自分で料理をすれば原産国まで含めてすべてわかります。また、ダイエット中でもただ食べる量を減らすのではなく、美味しくて低カロリーや低糖質の食事ができます。そして何より自分で作れば非常に安価に贅沢な食事ができるのです。

     

    ■外食と自宅料理ではこれだけのコスト差に

    我が家では月2,3回の外食を除き、朝食と夕食はベーコンやピクルスなど保存食も含めて料理はほぼ自家製ですが、1か月の食費はビールやワインなどのアルコールを入れてもせいぜい5万円程度です。(シンガポールは野菜や肉など生鮮食料品は日本より安いですが、アルコールは非常に税金が高く、調味料など輸入が大半でコスト高になるため、平均するとほとんど日本と食品価格と変わりません)

     

    これをすべて2人分の外食に換算すると、朝食で700円程度、夕食で2,500円程度となり、1か月続けると9万円を超えてほぼ倍の金額になります。シンガポール女性は料理をまったくしない人も多く、食べ盛りの子供が2人いればこれがさらに倍になりますから、メイドさんを雇って料理を作ってもらったほうが安上がりという計算にもうなずけます。

     

    いっぽう、日本ではスーパーのお惣菜やコンビニの弁当など、外食に比べて安くてバリエーションも豊富な中食が充実していますが、毎日すべて中食に頼るコストを考えるとやはり自宅料理に勝るものはないといえると思います。

     

    ■キャリアを積めば積むほど料理好きに。

    もう一つ料理の大きなメリットを挙げるとしたら、ストレス解消、リフレッシュ効果です。

     

    私の友人には40代、50代のいわゆる「バリキャリ」女性が少なくないのですが、彼女たちの多くは料理の達人です。先月、そんな友人たちの中でも、本業の調査・研究の他に、大学で教鞭をとったりTV出演したりと最も忙しく活躍している友人に会って「休日は何をしてるの?」と聞いたところ、「たまに休めたら朝から晩まで料理をしている」と話していました。

     

    目が回るようなスケジュールをこなしている彼女にとって、料理は無心になってくつろげる大切な時間なのだと思います(その日、彼女が作ったシュトーレンをおみやげにもらいましたが、これまで食べた中で最高の味でした)。

     

    古くは桐島洋子さんの「聡明な女は料理がうまい」から、新しいところでは角田光代さんの「今日もごちそうさまでした」まで、ベストセラー作家の書いた料理本も多いのも、神経を極端に集中してする仕事だけに、息抜きの料理の腕も上がっていくのが納得できます。 そんな作家の方の書いた本で一番私が好きなのは、こちら。

     

    枝元さんはプロの料理研究家ですが、伊藤さんの本業は詩人。 2人のおばさんが、鋭い人生の洞察と笑いすぎてお腹が痛くなるようなユーモアを交えながら交換するレシピは、これもみな作っていたいものばかり。

     

    私よりちょっと年上の二人のように、好きな料理を作りながら年齢を重ねたいな、と素直に思わせてくれる良書です。

    | 後藤百合子 | 家計管理 | 15:16 | - | - |
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