ASIAN NOMAD LIFE

日本、香港、中国で生活・仕事をしてきてシンガポール在住8年目。
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    少子高齢化時代の「持ち家+賃貸」の住宅選びオプション
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      JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

       

      ■加齢とともにつらくなる家の掃除

      現在、私たち家族は、シンガポールの中心部から少し離れた住宅地にあるマンションに暮らしています。

       

      築13年で120崋紊離轡鵐ポールでは標準的な大きさ。間取りは3LDK+バルコニーをつぶして作った書斎。8年前に引っ越した際、書斎も含めて若干リノベーションを行い、壁の塗り替えなど家全体のハウスクリーニングをしました。

       

      毎月日本とシンガポールを往復していたこともあり、昨年までは近所のシンガポール人女性に週2回、洗濯やアイロンがけを含めてハウスキーピングを頼んでいましたが、今年になって週1度だけ水回り中心にプロの掃除をお願いするようになり、それ以外は私が1、2日おきに掃除機かけや床拭きなどの掃除をしています。

       

      ところが最近、掃除会社でいつも担当してくれるベトナム人の若い男性から「一度、大掃除サービスを頼んだほうがいいですね」と強く勧められました。言われて改めて家を見回すと、確かに8年間にこびりついた汚れが目につきます。定期的に掃除はしていますし、平均して年に1回ほど、来客があるときなどは1週間前からガラス拭きや換気扇掃除などに精を出していたのですが、それでも汚れは溜まります。そこで一念発起し、毎日場所を決めて徹底掃除をすることに決めました。

       

      始めてみての実感は、とにかくしんどいということ。

       

      自分ではそれほどきれい好きとは思いませんが、やはり日本人なので、換気扇カバーの取り付け部分の油汚れや窓のサッシの隅にこびりついた汚れなど、細かいところがどうしても気になります。それらを時間をかけてこそげ落とし、キッチンのタイル壁を1枚ずつクリームクレンザーでこすってから水拭きしたりしていると、あっという間に数時間たってしまい、終わった後は疲れ果てて放心状態。何もする気が起きません。

       

      これからどれだけこの作業を繰り返さなければならないかを考えると、今から気が遠くなります。

       

      ■家の維持管理はお金だけの問題ではない

      不動産選び永遠のテーマと言われる「賃貸か持ち家か」議論で持ち家の場合、ローン終了後も、維持管理のために出費が必要になる、という話をよく聞きますが、議論の中心が男性のせいか、私が現在実感している掃除の大変さという話はあまり聞いたことがありません。しかし、実際には多くの中高年女性が私と同じようなフラストレーションを抱えているはずです。

       

      20代の頃、当時住んでいた市の社会福祉協議会の有料ボランティアをしていたことがありましたが、月数回通っていた70代の老婦人は、なけなしの年金で1時間700円のチケットを買って、お米やじゃがいも、洗剤など重い日用品の買い物と、賃貸アパートのユニットバスの掃除を頼んでいました。

       

      ともに80代の夫の両親は我が家と同じくらいの広さのシンガポールの公団住宅に住んでいますが、やはり掃除が大変そうなのをみかねて、ときどき夫や夫の兄弟がお掃除サービスを頼んで義母にプレゼントしています。

       

      日本では成人した子どもが帰ってきたときのためにと部屋を用意しておく老親も多いと思いますが、家族もちの子どもであれば布団を干して掃除してからなければ泊まれないような部屋に泊まることを考えたら、近くのホテルをとったほうがラクという発想になるでしょう。

       

      あと2,30年もすれば自動で家のクリーニングをしてくれるロボットが登場するかもしれませんが、それはそれで高額でしょうし、家が広ければ広いほど外注クリーニングサービスも割高になります。

       

      そうこう考えると、現在のマンションに20年後、30年後も住み続ける自信は私にはとうていありません。50代、60代の友人女性たちと住まいの話をすると全員同感で、もっと歳を取ったら今の家やマンションより小さいマンションに住み替えたいという女性が圧倒的に多いのです。

       

      ■団地サイズのマンションは若い夫婦だけでなく、高齢者夫婦にも理想的

      「晴れて自分の家がもてる」と、40代後半でまだまだ体力も気力も十分だった私たち夫婦がこのマンションを買ったときには、将来、こんな問題が出てくるとは夢にも思っていませんでした。幸い、夫も結婚まで実家暮らし、私も長い間、会社の倉庫の一角を改装して作った社宅暮らしで、貯蓄がありローンなしでまかなえため、将来、もっと狭いマンションに引っ越そうと思ったらいつでも今のマンションを売ることができます。

       

      買い替えるときには、現在の半分以下のサイズが理想です。

       

      実は数年前、まだ東京の中古マンション市場が底値だった頃、50峩の築40年の2LDKマンションを購入しました。

       

      現在は若い夫婦の方に賃貸していますが、昨年まで東京の事務所で仕事をするときに自分で住んでいました。掃除もすべて自分でしていましたが、まったく苦痛ではありませんでした。

       

      下手に広いと家具やら本やらいろいろなものを置きたくなりますが、狭いので持ち物も必要最低限でスペースに余裕があります。また、古いだけに立地がよく、地下鉄の駅や病院などへのアクセスもよいのです。もし老後、夫と2人で日本に住む場合にはうってつけのマンションだと思っています。

       

      このマンションはもともと3DKだったものをリノベーションしたもの。できたばかりの頃は一般的な団地サイズのマンションとして、若い夫婦+子ども2人というモデル家庭がほとんどだったようです。私が買ったときには、子育てを終えた老夫婦の2人暮らしが住民の圧倒的多数を占め、それから数年経つうち、夫婦のうちどちらかが亡くなったり、お二人で施設に入られたりして空家が出ると、リノベーションして売りに出され、若いカップルや、小さいお子さんのいる夫婦が入居してくるケースが増えてきました。

       

      今はだいぶ価格が上がってしまったとはいえ、40〜50崑罎離泪鵐轡腑鵑亙振70岼幣紊裡LDKマンションと違い、都心でも若いカップルに手が届きやすい価格帯です。ましてや中古となれば、ちょっと頑張ればローンも通常の35年の半分以下でまかなえるでしょう。万が一、転職せざるをえない状況になってもローンのために仕事を選べない確率が低くなりますし、管理費や積立金の出費も抑えられます。また、当然ですが、支払う金利総額も下がります。

       

      ■60岼焚爾琶襪蕕MUJIの公団住宅サイズマンション

      これとは別の発想ですが、じわじわと認知度が広がってきているのが、無印良品の団地リノベーションです。

       

      このプロジェクトは2012年、都市再生機構(UR都市機構)とムジ・ネットがコラボして大阪から始まったもので、現在では東京、名古屋、福岡など大都市を中心に供給戸数が増加中。施工例を見るとほとんどが50嵬にの1〜2LDKで、入居しているのは単身者や若いカップルなど。築50年以上でも部屋の中は新築同様でお洒落なMUJIの家具がしつらえられており、入居者の話からも大人気な様子がうかがわれます。

       

      公団なので賃貸が基本ですが、このプロジェクトで団地サイズ住宅のリフォーム実績を積んだMUJIは、リフォーム例でも60岼焚爾離テゴリーを作って利用者を増やしているようです。中には成人したお子さん2人と一緒に暮らしているケースもあり、60岼焚爾任盒垢垢るわけではないことがわかります。

       

      ■それでも狭いと感じたら期間限定で3LDK賃貸を

      しかし、子どもが2人、3人と増えた場合には、1LDK、2LDKではさすがにきついと思う家族も出てくるかもしれません。50崛宛紊涼鎮魯汽ぅ困住宅の主流だった頃には畳の部屋が多く、一家で雑魚寝も普通でしたが、ライフスタイルが変化し子どもに1人1台のベッドと個室が当たり前の現在では、住み替えを考えざるをえない家族も出てくると思います。

       

      そのようなときは、これまで住んでいたマンションを人に貸して少し広めの3LDKマンションを期間限定で借りるのはどうでしょうか?

       

      複数の不動産関係の方に聞いた話では、都心の60岼焚爾離泪鵐轡腑鵑麓要が多いので空き家がほとんどないそうです。逆に70岼幣紊裡LDKになると借りるより買ってしまったほうがいいとなり、借り手がなかなかつかない物件も少なくないといいます。ということは、市場原理で広くなればなるほど、面積あたりの単価が下がるということです。

       

      子どもが中学生くらいから独立する20代前半までの10〜15年程度、都心なら賃貸し収入に数万円をプラスして、期間限定と通勤時間を我慢して郊外に引っ越すなら、下手をしたら賃貸価格より借りたほうが安くなるケースもあるはずです。

       

      また、金銭面だけではなく、自分の部屋がもてるのは社会人になるまで、と子どもの自立を促進する教育効果も期待できるかもしれません。

       

      ■住みたくないのに住み続けなければならない苦痛に耐えられるか

      いずれにせよ、子どもが自立した後、広すぎる一戸建てやマンションに夫婦だけで住むのは、スペース的にも、維持管理の点でもムダが多すぎると私は感じます。

       

      このまま少子高齢化が進めば早晩、不便な郊外のマンションや一戸建てにはほとんど需要がなくなる日が必ずやってきます。

       

      最近、国内のみならず海外メディアでも、一時は理想の住宅ともてはやされた東京郊外の住宅地がゴーストタウン化している様子が伝えられていますが、長くなる老後に、維持管理していくだけでもお金やマンパワーがかかり、引っ越したくてもローンが残っていたりお金がなくて引っ越せないという家に住み続けるのは苦痛以外の何物でもありません。

       

      自分が住む場所を考えるには、損得という視点からだけでなく、将来の自分の人生をどう生きるかということを強く意識して選択することも重要ではないでしょうか。

      | 後藤百合子 | 家計管理 | 16:50 | - | - |
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