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映画レビュー : 「ブラックパンサー」〜 オバマ大統領後の世界
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    娘の小学校が学期中休みなので、子連れでディズニー映画「ブラックパンサー」を観てました。


    前評判通りマーベリック・スタジオとディズニーのコンビの娯楽超大作だけあって、大人でも十分楽しめる内容。いや、大人だからこそかもしれませんが、この作品が今、子供をターゲットにしたディズニーからリリースされて、大ヒットしている現実に感慨ひとしおでした。


    全編を通して、とにかく映像が美しい。登場人物のほとんどを占める黒人の俳優さん女優さんがゴージャス(脇役の白人俳優さんたちがみすぼらしく見えるほど)。そしてアフリカの自然がスペクタクル。


    まさに、ブラック・イズ・ビューティフル。どこをとっても、これまでの白人中心のハリウッド映画にひけをとらないどころか、逆に進化している感があるのです。


    例えばアクションシーン。悪役の白人が機関銃を撃ちまくるのに対し「なんて原始的な」と吐き捨てて猫のようにしなやかにジャンプしてハイテク兵器の槍で仕留める女将軍。


    敵も味方も個性豊かで衣装も絢爛ですが、表層的な違いにとどまらず、民俗学的な行動様式も取り入れられ、いわゆるアメリカ的な善悪一辺倒の価値観を多少逸脱した展開には「ロード・オブ・ザ・リング」のような物語の奥行きも感じさせます。


    さらに、世界を舞台にしながらもメインの主人公たちは悪役も善玉も全てが黒人。この前提に違和感をまったく感じないのはやはり、この映画が世界最強国のアメリカでオバマ氏が大統領になった後だからではないでしょうか。


    同様に、主人公をサポートする恋人、家族(ギークな妹と気丈な母)、将軍は全て女性。これもアナ雪がなかったら荒唐無稽な筋立てに思えたかもしれません。


    つまりこの映画は、2018年現在のアメリカで、作られるべくして作られた作品なのだと思います。


    この映画やこれに続くであろう同様の映画を観て育った世代は、必然的に人種差別や性差別からさらに自由になっていくだろうと想像するだに明るい気持ちになります。


    もう一つ、印象的だったのは、アフリカ、アメリカ以外にアジアで選ばれたロケ地が韓国釜山だったこと。以前だったら東京か上海だったかもしれませんが、韓国はサムソンやKポップの成功で、現在、間違いなくアジアで最もホットな国と認識されているように感じます。

    | Yuriko Goto | 映画評 | 20:26 | - | - |
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