ASIAN NOMAD LIFE

日本、香港、中国で生活・仕事をしてきてシンガポール在住8年目。
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    書評:『99の持ちもので、シンプルに心かるく生きる。』byドミニック・ローホー
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      『シンプルに生きる』が世界的ベストセラーになったミニマリストでフランス人エッセイスト、ドミニック・ローホーさんの持ち物を写真つきで紹介する一冊。

       

      想像していたよりけっこういろいろなものを持っていらっしゃるのと、服も靴もバッグも食器もその他日用品もほとんどモノトーンのが基調で組み合わせに悩む必要がなく、ミニマリストとはこういう合理性をもっていらっしゃるのかと参考になりました。

       

      日本人の私としてはドミニックさんが大きな影響を受けたらしい禅僧の生活について語っても「できる限り物をもたない=物に縛られない、という禅の基本的なコンセプトから、取捨選択して限られたよい物をもつという発想にうまく変換されているのだな」と感心するのですが、ドミニックさんの著書の外国人の読者たちはそうは考えないようです。

       

      アメリカで大ヒットしたこんまりさんの著書も、アメリカ人のジェニファー・L・スコットさんが書いた『フランス人は10着しか服を持たない』も、「少ない数で自分にとって大切なものだけを持つ」というテーマはドミニックさんの本と共通しています。

       

      興味深いことに、これが「日本に長く住んでいた」がセールスポイントのドミニックさんや日本人のこんまりさんになると、ごく自然にミニマリズムのコンセプトが禅と結びつき、フランス人となると「お洒落」に結びつくようなのです。

       

      ドミニックさんの場合は、日本に長く暮らしたお洒落なフランス人で禅に影響を受けているというのですから、ミニマリストに必要な要素がすべて揃いすぎていて無敵。ただし、日本の読者はミニマリストというより彼女のお洒落な持ち物の方により大きく惹かれるのではないかと感じました。

       

      面白かったのは、ドミニックさんの本を英語で検索するとかなりの数のアラビア語のレビューが出てくること。

       

      私から見ると、もともと砂漠の民である中東の方々は究極のミニマリストではないかと思っていたのですが、ドバイを見てもわかるように世界有数の豊かさを誇るようになった現在では、逆にこのようなミニマリスト的生き方に憧れをもつのかもしれません。

      | 後藤百合子 | 書評 | 19:31 | - | - |
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