ASIAN NOMAD LIFE

日本、香港、中国で生活・仕事をしてきてシンガポール在住8年目。
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    断捨離でまず捨てるべきは本であると思う理由
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      アメリカではNatiional Book Weekだそうで、Facebookでアメリカ在住の友人が「今手近にある本の56P目の5番目の文を書いてね」というお題を送ってくれました。

       

      私は子供の頃からの読書好きでずっと本に囲まれた生活を送ってきましたが、現在の読書といえばほぼすべてKindle。Kindleには本のどこまでを読んだかをパーセンテージで表示する機能はありますが、ページ番号はありません。

       

      うーん、答えられない。

       

      結局、手近にあったのは料理本と英単語の問題集くらいだったので、料理本を開いて何とか5番目の手順を書いて送りました。

       

      私が大量の紙の本とほぼ決別したのは、シンガポールに引っ越した8年前。それまでの数十年間はどこに引っ越すにも数台の本棚と大量の本と一緒でした(香港に4年弱住んだときはさすがに本はほとんど日本に置いていきましたが、辞書類だけはスーツケース1つ分を持っていきました)。

       

      おまけに本というのは年々増えていくいっぽうです。下手にブックオフなどに行こうものなら、売った本以上の数の本を買ってきてしまう惨事に。地震で本棚が倒れて大変な目に遭ったことも一度や二度ではありません。

       

      しかしこちらにはそれだけの本を置くスペースが絶対的に不足していたため、辞書類とミカン箱の大きさの段ボール10個分を残し意を決してすべて処分しました。

       

      段ボール10個分は全集や哲学の専門書など老後の楽しみに取っておこうと決めたので日本に置きっぱなし。辞書類はどうしても捨てられなくてシンガポールに持ってきましたが、2年ほど前にやはりほとんどを捨て、現在は広辞苑など厳選6冊しかありません。

       

      以前は本だけで引っ越し荷物の半分以上を占めていたことを考えると単純に考えても半減です。

       

      また昔の仕事で使ったファイルや名刺、学生時代の文集や写真アルバムなども大量処分。まだ若干写真が残っていますが、これもプラスティックケースに入れてあるだけなのでいつでも捨てられます。絶対に残すと決めているのは娘が生まれたばかりの頃の写真くらい。

       

      こうして紙類を整理すると驚くほど生活が身軽になります。

       

      衣類などは放っておいても体に合わなくなっていきますし、歳を取ると若いときほど新しい服や靴などが欲しくなくなりますのでときどき整理するだけでだんだんと減っていきます。食器や調理器具は割れたり壊れたりしてやはり自然減になりますし、本や雑誌は基本を電子書籍にすれば増えることはありません。写真やビデオ、CDも同じ。手紙や葉書もどうしても残したいものは写真に撮って保存し元は捨てます。

       

      以前はこういうものもなかなか捨てられずにとっておくことが多かったのですが、大量に本を捨てたことをきっかけに(どうしてもまた読みたくなったものはKindleで買い直しています)捨てることができるようになりました。

       

      その理由を考えてみるに、本というのはやはり人生の節目節目で重要な決断をしてきたときの助けとなっていたり、実際の当時の自分の体験を小説などに投影させて読んできたために自分の一部分のような感覚をもっているものだと思うのです。それを捨てることにより過去の自分自身と決別し、未来に向けて脱皮し身軽になっていく意思をより明確にもてるようになるのではないでしょうか。

       

      私は意識して断捨離を実行したことはありませんが、ここ数年、ときどき思いたっていろいろなものを処分するようになりました。子供用品は引き取ってくれる方もいますが、自分のものはたいてい捨ててしまいます。捨てた場所をきれいに掃除すると不思議と以前のようにまた買いたいという気持ちは起きなくなります。

       

      それもこれも、やはり大量の本を捨て自分にとって大切だと思いこんでいたものを捨てることの心地良さを知ったからではないかと思うのです。

       

      目下の課題はいまだに捨てられていない着物をどう処分するかと、私が捨てたものを「もったいない、まだ使える」とまた拾ってきてしまいこむ夫の習性。我が家の断捨離の最大の障害は夫かもしれません。

      | 後藤百合子 | 身軽な暮らし | 21:07 | - | - |
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