ASIAN NOMAD LIFE

日本、香港、中国で生活・仕事をしてきてシンガポール在住8年目。
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    憧れのメイドつき生活の厳しい現実
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      日本でも最近、外国人家政婦が解禁されましたが、ここシンガポールや香港では外国人の住み込メイドを雇い、女性が出産後も外で働き続けて、家事や子育ては丸投げするというライフスタイルがこれまで一般的でした。

       

      しかし、シンガポールをみる限り、最近この流れが少しずつ変わってきており、子供は保育園に預けて家事は家事代行サービス会社に、という人が周囲で多くなってきています。彼女たちがなぜメイド付き生活を止めたのか、また、止めないまでも非常にストレスフルな生活を送っているのか、いくつかケースをご紹介します。

       

      <ケース1>ミャンマー人メイドに変わって自分がメイドになってしまったケース

       

      フィリピン人メイドは英語が話せるのでメイドの中では最上ランク。給与が高いのにもかかわらず引っ張りだこでしたが、最近は小売店の販売員やレストランのウェイトレスなどの需要が高まり、なかなかメイドとして雇うことができません。

       

      ある日本人主婦のお宅でも長く働いてくれていたフィリピン人メイドが帰国してしまったためミャンマー人メイドに替えたのですが、この女性はミャンマーの田舎育ちで、和食など生まれてこのかた食べたことがなく、いくら教えても和食とは似ても似つかぬ味つけに。その上、掘立小屋のような田舎の家で育ったため清潔の概念がまったく違い、やはり何度掃除を繰り返してもあまりに汚くて我慢できないほど。

       

      結局、食事はすべて妻が作り、掃除も自分でせざるをえなくなったため、メイドの仕事がなくなりました。しかし契約は残っているため何もしないメイドの食事まで自分で作ることになり、自分がメイドのメイドになってしまった、という話。彼女は「もう二度とメイドは雇わない」と断言していました。

       

      <ケース2>マンションから一軒家に引っ越してメイドがいつかなくなってしまったケース

       

      以前同じマンションに住んでいたフランス人駐在員夫婦。夫が出世して住宅手当が上がり、念願のテラスハウスに引っ越したのですが、掃除面積が大幅に増えたため、これまで勤めていたメイドが「契約が違う」と辞めてしまいました。

       

      その後、メイド・エージェンシーから何人もメイドを紹介してもらったのですが、小学校低学年と幼稚園の子ども2人の世話に加えて料理・洗濯、3階建ての庭付きテラスハウスの掃除はのんびりペースの東南アジアメイドには荷が重すぎたらしく、次々と辞めてしまったそうです。

       

      結局、妻は仕事をパートタイムに切り替えて子供の面倒は自分でみることにし、掃除は外注サービスに。当初の目論見より収入が減ってしまい家計が大変だと嘆いていました。

       

      <ケース3>メイドに料理を教えるために自分で料理の勉強をしなければならなくなった超リッチファミリーのケース

       

      親が超リッチな夫婦。親からもらったシンガポールの高級住宅地の大邸宅に住んでいて、メイドは2人。

       

      建築雑誌に出てきそうなモダンなデザインの家で家具調度にもこだわっていますが、あまりにも大きすぎて2人のメイドが一日中掃除をしてもあちこちに汚れが目立ち、庭の手入れも行き届きません。さらにタイル張りの屋内プールまで掃除する余裕がないため飼い犬専用プールに。

       

      近所に住んでいる親夫婦がしょっちゅう遊びに来るので食事を作ってもてなさなければならないけれど、外国人メイドは親の口に合う中華料理を作れないため、自分が必死で料理を勉強して教える毎日。もともと料理などしたことなかったけれど、今になって「子供の頃おばあちゃんに教わっておけばよかった」とこぼしていました。

       

      これ以外にも、何を頼んでも反論してくる超反抗的メイドのためにストレスがたまって円形脱毛症になってしまったケースや、家族で旅行中にメイドが恋人や友人を連れ込んで連日パーティーをしていたことがわかりクビにするも逆恨みを恐れて家の鍵をすべて替えなければならなかったケース、契約満了で帰国時に「国の家族にもっていってあげたいから」と自分でケーキを焼きその中に貴金属を入れて盗んでいったメイドなど、メイドへの不満・愚痴話は尽きません(そしてこれがけっこう面白い)。

       

      シンガポールのみならず、香港やマレーシアでもメイド虐待の話がときどきニュースになりますが、ひどいなーとメイドに同情するいっぽうで、ここまでするからにはよほど腹に据えかねることでも続いていたのだろうか、と雇い主の心情にも思いをはせることがあります。

       

      いずれにせよ、メイドとはいっても給料という対価をもらって働いてくれる被雇用者であり、メイドを雇用する際は自分が雇用者としての責任を負い、メイド側も労働者として権利の主張をするのが当然と考えると、やはり、できるだけ家事も育児も家族で協力してやっていこうという方向が今後のシンガポールのトレンドかもしれません。

      | 後藤百合子 | シンガポール子育て | 11:57 | - | - |
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